【中医学】長引く咳と喉の痛み

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【相談内容】
3時間ほどボーカル練習することがあります。
喉のケアのために気をつけることを教えてください。

結論からいうと
・食べ過ぎない
・水を飲みすぎない
・足を冷やさない
・足のむくみをとる

「喉なのに足を冷やさない?ってどういうこと」
ですよね。

喉のケアといったら、のど飴やのどスプレーをイメージすると思います。
このブログを読んでいるみなさんは、そんな当たり前のアドバイスを求めているんじゃないと思います。

「のど飴やのどスプレーでいまいちやから聞いてんねん」
ですよね。

私は、中医学を勉強するまでは、よく咳をしていました。
毎年11月になると1か月は咳き込んでいましたね。

半年間も咳止めを飲んでいる時期がありました。

では、本日も3stepで咳とのどケアについて解説していきましょう。

1)なぜ水の飲み過ぎがダメなの?

「喉がかわくし、たくさん水を飲めば健康になるってネットにもよく書いているじゃないですか?」
「1日2Lの水飲みますが、たくさんおしっこも出るから良いのかと思っていました」

ボーカルで喉を使うので、喉が赤く熱を持ちやすい。
だから、水で冷やしてあげるという考えとてもよくわかります。

しかし、1日2Lの水が胃のなかに入ってきたら、胃は味噌汁のお麩のようにふやけて動きにくくなり、消化不良、胃もたれを起こします。

すると、食べ物を消化しなくなり、いつまでも胃のなかに停滞し、腐敗、発酵し、胃の中で熱を作ります。

胃の中にできた熱は、出口を求めて上に出ようとします。
これを逆流性食道炎と言います。

または、喉に熱が集まると喉の痛みや咳となります。

喉を使う仕事をする人は、喉のダメージを起こしやすいので、原因となることをできるだけ減らすことが必要です。

2)足の冷えやむくみが原因になるのはなぜ?

人が病気になるときは、体の中の熱が偏った時です。
健康な体は、マーブル状に温かいのです。

体の中の熱が偏るとは
①内側に熱 外側に冷え
②上半身に熱 下半身に冷え

冷えている部分に視点を置くとわかりやすいでしょう。
①外側が冷えている人は、肩や胸が冷たい。
②下半身が冷えている人は、足指先が冷たい。

喉に熱が集まる原因は
①内側に熱 外側に冷えの場合
例えば、
寒さにより皮ふが冷やされて熱交換できなくなり、体の内側に熱が集まる。
自然界の法則から上に熱が集まりやすいので、喉が痛くなったり、咳が出たり、頭痛が起きたりします。

②上半身に熱 下半身に冷えの場合
例えば、
寒さにより足や腰から下が冷えると、上半身に熱が集まります。
すると、心臓がドキドキしたり、肺に集まると咳になったり。

人の体は、とてもシンプルなのです。

じゃあ、どうしたら良いのかですね。

3)病気は結果で必ず原因がある

喉の痛みは結果です。
原因は、
・喉の使いすぎ
・食べ過ぎによる胃熱
・水の飲み過ぎによる消化不良の胃熱
・足冷え
・足のむくみ

いくつかの原因が重なって結果となります。

よくコップの図で説明されます。
コップの中の原因を入れて、溢れた時に病気という結果になる。

ということは、原因となることをコップから溢れない程度に減らせば良いのです。

原因がわかれば対策は簡単。

・食べ過ぎない
・水を飲みすぎない
・足を冷やさない→カイロで温める
・足のむくみをとる→シャワーだけでなく湯船に浸かる

手段は、何でも良いのです。

健康になるのに特別な道具や薬、お金は必要ありません。
必要なのは、健康の知識。

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