【小説紹介】『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

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私は普段、書評ブログを運営しています。
私がどんな感じで書評ブログを書いているのか、皆さんに見てもらいたいので、こちらでも書評を投稿していきたいと思います!

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それでは、早速、書評を書いていきたいと思います!

今回は、瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』を読んでいこうと思います。

タイトルだけでは、どんな物語かわかりませんね。
うむ、内容がとても気になる!

ということで、早速読んでいこうと思います。

【あらすじ】
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幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。

その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。

血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。

【私的満足度】
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読みやすさ ★★★★★
表 現 度 ★★★★★
おもしろ度 ★★★★☆

総合満足度 ★★★★☆

【感想】
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家族の在り方について、色々と考えさせられた作品でした。

家族の在り方は、人それぞれでいいと思います!

それでは、私が感じたことを少し書いていこうと思います。

【① 3人の父と2人の母】
主人公の優子には3人の父と2人の母がいます。

少し関係性を書いていこうと思います。

母① 優子の生みの親
母② 父①の再婚相手
父① 優子の生みの親
父② 母②の再婚相手①
父③ 母②の再婚相手②

なかなか複雑ですよね。

それにしても、人生で父が3人と母が2人もいるなんて、とても珍しいですよね。

この独特な設定が物語をより深いものとしていました。

人生は色々ありますが、たくさん親がいるというのも面白そうですね。

いい親ばかりがいて欲しいですけどね・・・

悪い親には当たりたくないですよね。

優子の親たちは、果たしていい親なのか・・・

それとも・・・

詳しくは、実際に読んで確認してみてくださいね!

【② 継母を選ぶ主人公】

主人公の優子は、生みの親である母が亡くなり、父と二人で暮らしていました。

そこに父の再婚相手(継母)が登場します。

父と継母と楽しく暮らす優子でしたが、父の海外赴任が決まってしまいます。

父とともに海外に行くか、継母と日本に残るか、優子は決断を迫られます。

優子は、継母と日本に残ることを決めます。

継母も優子を受け入れてくれます。

そして、継母と暮らす日々が始まるのでした・・・
それにしても、優子は恵まれていると思います。

優しい父と優しい継母。

親が連れ子に虐待をするなんて話もありますが、この物語ではそんな話は登場しません。

優子も継母を信頼し切っていたから、継母を選んだんだと思います。

親子に血のつながりは関係ないことをひしひしと感じました!

【③ 注がれる無償の愛】

主人公の優子には、3人の父と2人の母がいますが、優子はみんなから愛情を注がれて育ちます。
それぞれの親に、それぞれの愛情表現があります。
単に優しくするだけが愛情じゃないんだと思いました。

それぞれの親もみんな優しいんです。

そして、時には厳しかったりします。

血の繋がりがなくとも、みんな優子を大切に扱います。

たくさんの愛情を注がれた優子が、なんだか少し羨ましかったです。

たくさん愛情を注がれると、それだけ人間性が豊かになると思います。

科学的な根拠はありませんけどね笑

私の周りにも愛情をたくさん注がれて育った友人がたくさんいます。

彼らは人間性が豊かです。

人には優しくできるし、時には厳しくもできる。

優子のように、たくさん愛情を注がれて育ったんだと思います。

もちろん、私も愛情をたくさん注がれて育ちました。

十分なほどに笑

私も人間性が豊かになったかなぁ?

まあ、それはともかくとして・・・

私も子供ができたら、血のつながりは関係なく、無償の愛を提供したいと思います!

【④ 主人公の結婚】

たくさんの親との日々を過ごした優子は、とある男性と結婚することになります。

それもまた感動的でした!

優子はどの親を結婚式に呼ぶのか、そこに注目して欲しいです!

温かいラストが待っています。

決して、残酷なラストは待っていませんよ。

待ち受ける感動の結末とは?

こればっかりは、実際に読んで欲しい!

他の作品とは違った感動が待っています。

父3人、母2人いるが故の感動です。

ぜひ、読んでみてくださいね!

【まとめ】

今回は、瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』を読んでみました。

十二分に表現されていた親子の愛。

それぞれ親の愛がたくさん詰まった作品でした。

それにしても温かい物語だった・・・

また、親子には血の繋がりは関係ないことを実感しました。

私の価値観が少し変わったような気がします。

温かな物語に飢えている人には、ぜひ読んで欲しい作品となっていました!

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