「親と子の相談室ひびき」,心理士のひびきです。
昨日は朝ごはんについてお話ししました。
きょうは、おやつについてお話ししたいと思います。
療育施設に勤務している時や児童精神科にいたときに、気になったことがあります。それが「おやつ」でした。
特に発達に課題のあるお子さんの子育てをされている親御さんは、なんとか食べてもらおうと必死さもあり、「食べられるもの」を欲しがるだけ与えてしまう傾向がありました。
内容も「スナック菓子だと体に悪いから」と気を遣いつつ、ビスケットをコンビニ小袋サイズで袋ごと渡していることもよく見られましたが、「野菜を食べてほしい」と「じゃ○り○」を1個持たせているご家庭もよくありました。
おやつは小さな子どもにとっては大切な栄養・エネルギー補給のための「捕食」です。そして、楽しみの時間であることも大切にしたいですね。
選び方としては、特に平日は、簡単にお子さんが機嫌よく食べてくれるものがいいでしょう。
おすすめは、果物やカステラ、お煎餅などですが、スナック菓子ならばノンフライタイプだといいですね。飲み物は牛乳が王道のおすすめにはなりますが、ジュースであれば100%果汁のものを選びましょう。
提供する時にはできるだけ小さなお皿に出してあげてください。
袋ごと食べる習慣となると、「食べ切る(空になる)」ことで満足することを覚えやすくしてしまい、量がエスカレートしやすくもなるので、気をつけたいところです。
そして、余裕がある時には、ぜひ、お子さんと一緒におやつ作りをして一緒に召し上がってください。
市販の混ぜるだけのおやつの素を使ったり、電子レンジでポテトチップスを作ったりなど、安全かつ簡単にお子さんと一緒に楽しめるものがいいですね。
もちろん、メインの食事に影響しない量と時間を選んでくださいね。
ゴールデンウィークも目前。
平日の忙しい時にはできないことをお子さんと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
では、また。