私の名は札子。
私の名は札子。
毎日愛猫に翻弄される女占い師、札子よ。
そうよ、猫の前では海千山千のババアも天才画家も下僕に過ぎないわ。
何しろこんな名言が残っているんだから。
「猫科の一番小さな動物、つまり猫は神の最高傑作である」
全くもって同感だわ。心の底から共感するわ。
死ぬまでにドラえもんを捕獲出来たら、
タイムマシーンで過去へ飛んでいって、その画家と猫談義したいほどだわ。
え?なんで唐突に猫の話をしているかですって?
そりゃぁ、愛用のタロットデッキが“猫”だからよ。
今更感があるけれど、私の愛用しているカードを紹介するわ。
私のカード占いの歴史を見ていくと、
“トランプ占い”
が最初だったわね。
うちは元々スピリチュアルな能力のある人が出る血統なのだけど、
トランプ占いもそんな不思議なモノが見える
親戚の姉様に教えてもらった事の一つよ。
タロットカードを初めて手に取ったのは花の女子高生のあたりかしら?
何がきっかけだったかは覚えていないけど、
ハードになったスピリチュアルな生活の対処法を探す中で
見つけた気がするわ。
ライダー版から始まって、それ以外にも絵柄が気に入って
買ったものもあったんだけど、
使ってみるとあまり馴染まなくて、
結局コレクションになってしまったものもあったわ。
これはカードがどうではなくて、私がまだまだ未熟だったせいもあるわね。
それでしばらく
「やっぱりシンプルなものじゃなきゃ駄目なのね」
と思っていたんだけど、ある時友人にプレゼントでもらったのよ!
これを!!
その名も「White Cats Tarot」
始めはあまりの可愛らしさに、ただ眺めているだけだったのだけれど
ある時使ってみたら、まぁ!使いやすい!!
そしてやっぱり可愛い!!(←最重要)
「White Cats Tarot」 の内容としては
基本的にライダー・ウェイトデッキに沿って作られているけど、
大アルカナの“正義”と“力”の順番が逆になっているわ。
勿論、構図としてやや違う部分もあるし、
入っているべきモチーフが足りないという時もあるけど、
ライダーデッキの構図はほぼ頭に入っているから特に問題はないわね。
そもそも、相談を受けて人を視るというのは、
元はカードなしでやっていたものだから、カードはその補助に過ぎないわ。
だから、別にカードは割とどうでもいい所もあるのよね。
むしろどうでもいいと気付いたから、
割となんでも使えるようになったということかしら?
相談に乗っていて一番難しいのは
“視ることよりもそれを上手く伝えること”
だから、目の前に物質としてカードがあると、
私も相手も双方が楽だし深く納得がいくのよ。
私は新しいデッキを手に入れると、
解釈の元になるイメージを覚えるという意味ではなく
“カードと対話する”
という意味を込めて、
一枚一枚を手に取って思い浮かぶイメージを一度書き出してみたりするの。
そうね、このwhite catsは、どのカードもとてもお喋りだわ。
そしてとても気まぐれ。
でも、日頃ナマ猫の気まぐれさに相当振り回されていて免疫がついているから、カードの気まぐれ如きには惑わされないわ。
ただ、ジャンピングカードと呼ばれるものがとても多いのがこのデッキ。
シャッフルの途中で飛び出すジャンピングカードを重要視しない人もいるけれど、うちはとりあえず脇に寄せるわ。
意外とね、ピンポイントで問題の象徴部分のカードが出てきたりするから面白いわ。
他のデッキに比べると多い理由は分からないわ。
占いの道具とはいえ、所詮はただの紙でできたカード。
カード自体に特別な力はないはずなんですからね。
それでも起こるのは、やっぱり猫だからかしら。
猫だから、猫ゆえに。
ふっ・・・ナマ猫様の気まぐれに比べたら、
白猫の気まぐれなんて可愛いものだし、この子達はとても勤勉よ。
次回は、またこのデッキについての話をしようかしら?
まぁたまには好きに語るのもいいでしょう。
興味があったらお付き合い頂けると嬉しいわ。
勤勉かつ気まぐれな猫達に運命を見てもらいたいあなたは、
こちらからどうぞ。