ヨーロッパの物価と給料:ユーロは円に換算するな!?

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皆さん、こんにちは!ポルトガルの博士課程に在籍中のヤマトです。今日は、ヨーロッパの物価について、私の経験と最新のデータをもとにご紹介します。フランス、ドイツ、イギリス、スペインの4カ国をピックアップしました。これらの国々での生活コストを理解することで、ヨーロッパでの生活をよりリアルに感じていただければと思います。

フランス:恋の都市も、物価は恋愛よりリアル
フランスのカフェで一杯のコーヒーを注文すると、約3ユーロ。日本円にすると約450円です。高い?安い?日本のスターバックスで考えると「まあまあ」という感じですが、パリの中心でこれなら「お得感」もありますね。ただし、クロワッサンを一緒に頼むと、もう少し出費が...笑。パリ中心部のレストランでは、2人での食事が平均60ユーロ(約9,000円)だそうです。
しかし、平均給料は月約2,500ユーロ(約35万円)となっており、日本よりも手厚い福利厚生が受けられるため、生活する分には困らないでしょう。ちなみに、フランス人はストライキをすることで有名ですが、これも彼らがより良い労働条件を求めている証拠です!
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ドイツ:ビールはお手頃、家賃は涙もの
ドイツでは、ビールが水より安い日もあるとかないとか。実際のところ、ベルリンの物価はフランスやイギリスに比べて比較的手頃。スーパーでは1ユーロ未満で手に入ります。しかし、家賃は別。ベルリンの中心部では月々900ユーロ(約15万円)以上が普通です。お酒は安くても、家は高い。バランスとは何ぞや、と問いたくなりますね。
平均給料は月約3,000ユーロ(約42万円)。強い経済と社会福祉のバランスがとれた国なので、賢く買い物をすれば、とても快適に生活できます。ただし、ソーセージを食べ過ぎないように注意が必要です!

イギリス:ポンドで計算すると、さらに呼吸困難
ロンドンはヨーロッパの中でも特に物価が高い都市の一つ。特に住宅費が高騰しており、レンタルの一室が月700ポンド(約10万円)から。簡単な食事が平均約15ポンド(約2,100円)、ビール一杯が約4.5ポンド(約630円)。。。
しかし、平均給料は月約2,800ポンド(約40万円)で、他の多くの都市と比較しても遜色ありません。高い家賃を除けば、ティータイムはいつでも楽しめますよ!また、北部の都市ではこれよりもかなり低い価格で生活することが可能です。

スペイン:日差しの国だけど、給料に陰り?
スペインの物価は比較的リーズナブル。特に地元のバルでのタパスなどは一皿1-2ユーロで楽しめます。特に南部は物価が低く、日々の生活費は比較的安心。ただし、平均給料は月約1,500ユーロ(約21万円)と他国に比べると少し低め。しかし、美味しいタパスを楽しみながら、のんびりとした生活ができるのは大きな魅力です。私も同じ状況のポルトガルに在住していますが、美味しいワインを楽しみながら、のんびりとした生活ができるのは大きな魅力ですよ!

結論:ユーロで稼げば物価は怖くない!
ヨーロッパでは、確かに物価は日本円に換算すると高く感じますが、現地の給料で生活する分には特に困ることは少ないでしょう。生活コストを抑えつつ、ヨーロッパ各国の文化や美食を満喫できるはずです。ヨーロッパ移住を考えている方は、ぜひ参考にしてください! 

参考サイト:
Numbeo www.numbeo.com
Living Cost www.livingcost.org
Expatica www.expatica.com
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