パニック障害の始まり。

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コラム
そんなことがあり、その日は無事に帰宅できました。

ですが翌日、仕事に行こうといつも通り電車を待っていたら、
なんと表したらいいのか・・気持ちがざわざわしてきて
昨日と同じように、血の気が引いて倒れそうになりました。
でも仕事に行かないとと思って、1本だけ逃して次の便に乗りました。

私が利用していた電車は毎朝乗る段階ですでに満員。そこから各駅停車で
約30分の乗車時間。その日私は次の駅までの2分間が耐えられず、過呼吸になっていたところ、近くに乗り合わせていた女性の方が次の駅で一緒に降りて下さり、ホームのベンチまで連れて行ってくれました。

この女性の方もきっと通勤途中だったと思われますが、とても親切にしてくださいました。
さすがに昨日のこともあったので、職場へ状況を伝えてその日はお休みをもらいました。

内科に行ったり、頭のCT撮ったりしましたが、どこも特に異常なし。
「ストレスかな」「疲れかな」で診察は終わり。
それでも毎日同じようなことが続きました。
倒れないようにほぼ各駅で降りて、少し休んでから乗りなおしていたので通勤にとんでもない時間を要していました。

そんな日がしばらく続き、次は買い物中レジに並んでいる時に同じ状態になりました。倒れはしなかったものの、徐々に過呼吸になり手足がしびれてきたためお会計の順番がくる前に列から外れました。

ここまでになってようやく
”精神的な病気かもしれない”
と思いました。
鈍感なのか何なのか。
今思うと多分、自分が精神的に病んでるなんて「認めたくなかった」というのが強かったんだと思います。

最初に倒れてから約1ヶ月後、やっとのことで心療内科を調べて受診しました。
ですが最初に行った心療内科の先生はすごく怖くて、
無表情で一切こちらを見ない、話しもろくに聞いてくれない、
「で、どうしたいんですか?」と一言。

どうしたらいいか教えてほしくて頑張って受診したのに・・・。
怖すぎてあんまり覚えてませんが、たくさん薬を出されて
薬の説明もない。。 
私はもらった薬をひとつも飲めませんでした。
精神科で処方される薬ってなんだか、自分じゃなくなるような怖いイメージだったうえ、知識がないからめちゃくちゃ強い薬なんじゃないかと思って・・。

精神科の先生ってみんなこんな感じなのかと思って、またしばらく我慢の日々が続きました。
何日も色々と心療内科を調べて、キレイでおしゃれな病院は患者さんも多いだろうし、先生も疲れてあんな感じなんだろうな。(※私の勝手な偏見です)

それからふと目にとまった心療内科のホームページは、診察時間とアクセス方法くらいしか載ってないクリニックモールの中にあるところでした。
以前も怖い先生だったし、もらった薬も飲まずに違う病院に診察に来たとか
また嫌な顔されるのかな・・。そんな不安はありましたが、思い切っていってみることにしました。

診察の順番を待って、診察室に入ると
「こんにちは~(*^^*) 僕はここ(Ⅼ字ソファー)に座るからどこでも好きなところ座ってね~」
とめちゃくちゃ明るいおじさん(失礼ww)が迎えてくれて、診察室の中には畳やソファー、テーブル席など座れるところがたくさんあってびっくり。

前医と違いすぎてあっけにとられながら、Ⅼ字ソファーの先生の斜め前に座りました。先生は問診表をしっかり見て、ずっと優しい口調で話を聞いてくれました。薬への不安と、この症状がなんなのか、先生にこれまでにあったことを色々と伝えると

「パニック障害の症状だね」と診断されました。

病気だと診断されたのになぜかホッとした私。
おかしいですよね。
でも何かわからないことも不安だったんです。

それから先生は、処方しようと思ってる薬はこんな物で、こんな効果があるけど副作用にこんなことがあるかもしれないから、量どうしようか?
と仕事や生活、私の気持ちを尊重しつつ一緒に考えてくれました。

セカンドオピニオンというか転院というか、
あの時の自分の選択、、間違わなくてよかった。

では、今回もここまでです。
また次回に続きます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。






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