私、うつ病なんです

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こんにちは!
心理学研究員の原です。

今日は私が抱えている病気、うつ病について書きたいと思います。
私が精神科にかかったのは17歳(高校2年生)のときでした。
父親との不和やクラスメイトから直接的・ネット掲示板による間接的な悪口が酷くなり、16歳(高校1年生)の冬に発熱と嘔吐の症状が酷くなりました。

小学生のときから診てもらっている内科医に受診したところ、風邪でした。
けど、吐き気や嘔吐、「電車に乗って吐いたらどうしよう」などの嘔吐恐怖、予期不安があり、精神科にかかったところ「パニック障害」と診断を受け、SSRI(パキシル)と抗不安薬(アルプラゾラム)を処方され、薬物療法が始まりました。

症状は緩和されるどころか日に日に悪くなり、机の下に100均一のバケツを置いておいていつでも吐けるようにしていました。クラスメイトがいるときは皆でご飯が食べられず、いわゆる便所飯をしていて体重は178センチ60キロから50キロに減少していきました。
電車に乗るのが本当に怖くなり、外に出るのもできなくなり、引きこもり生活になったので児童精神科にかかったんです。
そのときの診断は双極性障害(躁うつ病)でした。

高校は全日制から通信制に編入学をして自宅で課題をすることが多かったです。
18歳から33歳までは双極2型障害と診断を受け、薬物療法と認知行動療法の2つをうまく組み合わせて生活を送っていました。処方箋をもらいながら生活をしていたのですが、しぶとく出る症状は抑うつ症状です。
悩まされている症状は以下の通りです。
・気分が落ち込む
・倦怠感が強く起き上がることができない(特に朝)
・興味や関心がなくなる(野球・音楽)
・疲れやすい
・頭の回転が悪くなっており、考えがまとまらず話している方の内容が全然入ってこない
・自分は周囲に迷惑ばかりかけており、生きている価値がない
・日内変動がある
・なにもできないと亡くなりたいと思う
・家族でお笑いを観ていて笑えるところなのに笑えない
など

大学、大学院でも抑うつに悩まされたのですが、幸い3~4日程度休めば元通りに戻るので症状が酷い場合には仕方がないと思い、授業を休んでいました。

大学院を修了してから症状が酷くなったので順天堂大学病院のメンタルクリニックで診察を受けたところ、私の場合、抑うつ状態が続くのは14日未満であるため反復性短期抑うつ(DSM-5)と診断を受けました。他方で、かかりつけ医からは「日頃から原さんを診ていると抑うつ、倦怠感、興味・関心の減少が酷く、パートナーが薬を取りにくることもあるからな~。私ならうつ病にするけど、大学病院で診断を受けたから今後、書類作成のときは反復性短期抑うつで書いとくね」とのことでした。

高校生のときから臨床心理士になりたかったのですが、病気持ちの場合には臨床心理士にはなれないんです。カウンセリングには枠組みと関係性があるのでそこがうまくできないとカウンセリングにならないのです。

私の場合は、臨床心理士になることが困難であれば心理学の研究も悪くないと思い、その理由以外にも様々ありますが、大学院受験をして心理学系大学院に入りました。

臨床心理士になれなかったら発達・教育系の心理学の教員になろうと思い静岡の大学に内定が決まっていたんです。けど、この調子でやっていけるのかという不安が大きく過呼吸や不眠気味になってしまったのでお断りしました(チャンスだったのに!)。

大学教員になる目標が諦められないから研究員をしていますが、分析ソフトはパソコンに入っているのでほとんど在宅勤務にしています。論文は最新が23年なのでちょっと遅れがでてきていて正直、大学教員ではなく、在宅勤務で仕事をする方向で進めています。

うつ病はこころの風邪とよく言われますが、こころの風邪ではないぞ!!!

最後まで読んでくださりありがとうございました!
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