Subject, Verb, Object, Complement, etc.

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今日の話題は文法用語である。中学の先生も高校の先生も、板書する際にSVOCなどの略をを使って、これが主語ですよ、これが動詞ですよなどと説明する。その際に、SVOCなどの略をを使うと、漢字で「主語」「動詞」などと書くよりも早くかけるので、ほとんどの先生は、この略語を使用する。生徒にも、SVOCがそれぞれ何の略語なのか、時々質問して、何も言わなくてもSVOCがそれぞれ何を示すのかがわかるようにする。
ここまではいい。
でも、ここから先が問題だ。文法用語は、実は、日本語で覚えても英語で覚えても実際に英語自体を使うときは、どうでもいい。どっちにしても、英会話するときも、書く時も文法用語自体はほとんど考えずに、いかに英文を組み立てるかを考えことになるからだ。それなら、最初から、「主語」「動詞」などと言わずに、Subject, Verbなどを使用しても、大差はないのではなかろうか。板書するときは、略語としてSVなどと書くとしても、これが「主語」ですよ、これが「動詞」ですよと言う代わりに、これがSubjectですよ、これがVerbですよ、と言って説明しても、大きな違いはないように思う。もしも、いずれは、英語で書かれた英文法書や、ネットで英語で書かれた英文法解説を読むつもりならば、そうすべきだと思う。つまり、文法用語を最初から、すべて英語で学んでいくという学び方だ。Youtubeなどを見ても、幼児向けの英文法解説や小学生向けの英文法解説などが相当量ある。最初から文法用語を英語で教えていけば、子どもたちは、平気でそういうYoutubeビデオを見てそこから自ら学んでいけるようになるはずだ。
一方で、英語の先生は、英文法書で英語で書かれたものを少なくとも1冊くらいは読破すべきだろう。
英文法書の古典的な一例:A.J.Thomson & A.V.Martinet: A Practical English Grammar, Oxford University Press 1986


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