大学生における貯金の考え方

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マネー・副業
 大学生にもなると,バイト等で,稼ぐ力を身につけられる一方で,家賃や水光熱費,食費などの支出を全て自分で管理しなければならなくなります.今まで、あまり意識してこなかったお金を扱う力が存分に試されるわけです.そこで,今回は,この場を借りて,貯金に関する考え方を述べていきたいと思います.

貯めないほうがいいのか,貯めた方がいいのか

 様々な書籍を読んだり,社会人の方のお話を聞いたりすると,「貯金をするべきでない」という意見と「貯金をした方がいい」という意見で,綺麗に二分されます.はじめに,各々の主張を見ていきましょう.

貯めない方がいいという意見

 大学生のうちは,貯金しないほうがいい,という意見を指示する理由として「大学生のうちは様々な経験に時間を当てるべき」「今,貯金をするよりも,社会人になってからの方が効率よく貯金できる」などといった理由が挙げられます.
 前者についてですが,若い時の経験というのは,その後の人生に大きな影響を与えるそうです.同じ経験を若いときにするのか,ある程度年を重ねてからするのでは,感じ方が大きく異なるそうです.その点から,大学生のうちは,貯金をするくらいのお金があるなら,経験に投資した方が良いと言えるでしょう.
 続いて,後者についてですが,稼ぐ力の観点から,大学生よりも社会人の方がより多くのお金を稼ぐことができるようになります.社会人の方が時間単価が高いということですね.その点,時間単価が低い大学生のうちに貯金をするよりも,社会人になってから貯金をする方が,生活の快適さという点でも,より効率的に貯金をすることができるというものです.

貯めた方がいいという意見

 貯めた方がいい,という意見を支持する理由として「貯金をする習慣を身につけておけばよかった」という理由が挙げられます.貯金をする習慣を身につけないで,生活をしてきたせいで,社会人になっても貯金することがなかったと言います.

支持する理由が排反ではないということ
 おそらくここまで,読み進めてくださった方ならお気づきなさったと思いますが,「貯めた方がいい」という意見と「貯めない方がいい」という意見を支持する理由は,排反なものでは,ありません.大学生のうちに,貯金をする習慣を身につけながら,経験に当てる時間を設けることができれば,両者の意図を汲み取りながら生活することができます.月に100円でも良いから,貯金をしようとするのと,全くしないのでは,習慣化という観点から大きな差があるでしょう.お金を貯めることを目的とするのではなく,貯金をする習慣を身につけるという意識のもと,経験に時間を割くことができれば,双方が理想とする生活を送ることができるのではないでしょうか.
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