公務員として大切なこと

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こんにちは!のっくんです。

今までは公務員から転職することについてを中心に記事を作ってきましたが、今回は、公務員として働く上で大切なこと、活躍するにはどうすれば良いのか?という点について記事にさせていただきます。

私が出しているサービスに「転職の悩みを相談する」ものがありますが、私自身転職が全てではないと考えています。
今いる環境でも本人が十分に満足できて、活躍できるのであれば、必ずしも転職をする必要はないと考えています。
皆さんの状況をお伺いし、状況にあったアドバイスをさせていただきます。是非お申し込み頂けますと嬉しいです。


人が生涯で働く時間はどれくらいかご存知でしょうか。
人間の生きる時間は約735,840時間です。
学生期間は約192,720時間なので、社会人としては543,120時間です。
そのうち、仕事に使っている時間は約102,410時間と言われています。
よって、人生の中では約1/7、社会人としては約1/5もの時間を仕事の時間に費やしているのです。
【生涯時間の計算式】
日本人の平均寿命84歳✕365日=30,660日
30,660日✕24時間=735,840時間
【仕事時間の計算式】
日本人の1日の平均労働時間9.1時間+日本人の1日の平均通勤時間1.5時間≒11時間
11時間✕245日(年間勤務日数)✕38年間(22~60歳)=102,410時間
【学生期間の計算式】
22年間✕365日=8,030日
8,030日✕24時間=192,720時間
これだけの時間を仕事に充てることになりますので、この時間が苦痛な時間ですと人生がしんどくなってしまいます。
もし、現状が楽しめているのであればいいですが、楽しめていない場合は、仕事を楽しむためにはどうすれば良いのでしょうか。
私は、2つの選択肢があると思っています。
①環境を変えること。
②現状の仕事に合わせてスキルアップをすること。

今までは転職という選択肢で「環境を変えること」を記事にしてきましたが、本日は「現状の仕事に合ったスキルアップをすること」について記事にしていきます。

全体の奉仕者(公正公平)

まずは、公務員とはどんな存在であるのか、何が目的なのかについて記載していきます。

公務員は、地方公務員法に「全体の奉仕者」であると記載されています。
すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。(地方公務員法第30条)
では、全体の奉仕者とはなんのことでしょうか?
全体の奉仕者の反語は、一部の奉仕者です。
それは、日本国憲法第15条第2項「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」と規定されているとおり、一部の奉仕者となってはいけないと書かれているのです。
一部の奉仕者となってはいけないということは、誰かを優遇してはならないということです。よって、公務員は公正公平を重要視しなければならないのです。
何故、公務員が公平公正に判断しなければならないのか、もとい法律や規定に従って仕事をする必要があるのかは、こちらから来ています。
そのため、公務員は「法律知識」や「行政知識」を身につける必要があります。
法律知識や行政知識がないと、自分で判断を下してしまいます。
自分の判断では、自分が生きてきた経験や知識によって判断がぶれてしまい、公正公平な判断を下せなくなってしまいます。
公正公平に扱えるように、これらの正しい知識は必ず付けるようにしましょう。

コミュニケーションスキル

公務員には、コミュニケーションは必須となります。
私自身コミュニケーションに自信がなかったため、試験である程度足切りされる公務員になると決めたくらいコミュニケーションに苦手意識がありました。
(今思うとコミュニケーション力について勘違いしていたと思いますが・・・)

公務員は、本当に様々な方と関わりながら仕事を進めていく必要があります。他課や議員、住民の皆様と調整しながらでなければ仕事が進まないものは非常に多いです。
むしろ一人で進められる仕事のほうが少ないのではないでしょうか。

さて、必要なコミュニケーションスキルは何でしょうか。
正直、私は学生のときに思い描いていたコミュニケーションスキルについて勘違いしていました。
コミュニケーションスキルといえば、明るくて面白いことが言えて、クラスの中心人物になれるような人のことを言うのだと思っていました。
しかし、コミュニケーションスキルはそうではありません。
コミュニケーションスキルは「相手の立場に立って考え、円滑にコミュニケーションを図る能力」です。

具体的には、以下の能力が必要となります。
・傾聴力
 相手の話に耳を傾け、理解しようとする力です。
 公務員は組織内ですら、それぞれ思い描いているものが異なります。
 課同士の利益で衝突し、話が前に進まないという場面に遭遇したことはあるのではないでしょうか。
 相手が求めているものがなにか?これをしっかりと掴まなければ折衝することは叶いません。
 まず、相手の話をしっかり聞くことを意識してみましょう。
・伝える力
 逆に、こちらの要望を相手にしっかりと伝える力がなければ、相手に理解してもらうことはできません。
 有名な本で「伝え方が9割」というビジネス書があります。
 自分の言っていることが伝わらない場面が多い方は、もしかしたら伝え方が悪いのかもしれません。
 そういった方は是非、本書をお読みください。
・説得力
 お互いに要望を伝えるだけでは、話は並行性になってしまいます。
 何故、それがやりたいのか、説得力が必要です。
 相手と対話する前に、落とし所をどうするのか?担当内でよく話し合ってから議論するようにしましょう。

こういった、コミュニケーションスキルを身につけるには以下の方法があります。
・相手の立場になって考える訓練をする。
・プレゼンテーションの練習をする。
・相手の反応をよく見る。
まずは、自分が打席に立つようにし、話す機会を増やしてみてください。
始めは話すことで精一杯になってしまうと思いますが、徐々に慣れて相手の反応を見る余裕も出るかと思いますので、挑戦してみてください。

情報処理能力

最後に情報処理能力です。
簡単に言うとWordやExcelのスキルです。

公務員のほとんどの方がWordやExcelを使用されているかと思います。
事務職員であれば、仕事のほとんどの時間で使用しているのではないでしょうか。
これらのスキルを上げることで、仕事時間を劇的に短縮することが可能です。
特にExcelは、人によってスピードがかなり違います。
仕事時間が短縮できれば、残業を減らすこともできますし、余裕ができれば政策など、プラスアルファの仕事に思いを巡らす時間が生まれます。
公務員は多くの仕事を兼任することが多いですので、意外と時間がないです。
ちょっとずつでも時間を生み出す工夫が必要です。

Excelが一番時間の短縮に効果があります。
ショートカットキーをどれだけ利用するか?マウスへの持ち替えがどれだけあるか?これによってかかる時間が大きく変わります。
「外資系金融のExcel作成術」という本がありますが、この中で、Excelを扱うにあたって一番最初に行うのが「マウスを捨てること」だそうです。
マウスへの持ち替えは一度手を止めてしまいますし、キーボードだけでどれだけ処理ができるかというのは結果的に大きく時間を短縮ができます。

いきなりマウスを使用しないというのは難しいですので、まずは、簡単なショートカットキーから覚えていき、徐々にマウスを使わないようにシフトしてみたらいかがでしょうか。
Excelを使う上で重要なショートカットキーをいくつか紹介させていただきます。
・Ctrl + C / Ctrl + V / Ctrl + X
 Ctrl + Cでコピー、Ctrl + Vで貼り付け、Ctrl + Xで切り取りを行うショートカットキーです。Excelで最もよく使うショートカットキーと言えるでしょう。
・Ctrl + A
 Ctrl + Aで全選択を行うショートカットキーです。セルや範囲を選択するときに非常に便利です。
・F2
 F2でアクティブなセルを編集モードにするショートカットキーです。セルの値や書式を直接入力するときに便利です。
・Ctrl + Home / Ctrl + End
 Ctrl + Homeでワークシートの先頭に移動、Ctrl + Endでワークシートの末尾に移動するショートカットキーです。ワークシート内の特定のセルに素早く移動するときに便利です。
・Ctrl + Z
 Ctrl + Zで直前の操作を元に戻すショートカットキーです。誤操作をしてしまったときに便利です。

終わりに

今回は、公務員として働く上で大切なこと、活躍するにはどうすれば良いのかについて記事にさせていただきました。
公務員の仕事や環境が好きだけど、いまいち仕事がうまく行かないという方がいらっしゃったら是非実践頂ければと思います。
特にショートカットキーについては、今すぐに実践可能かと思いますので、試して頂ければ幸いです。

最後に、私の経験から相談やアドバイスをさせていただくサービスを作っております。
今の仕事について悩みの方、是非ご利用ください。
よろしくお願いします

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