ふみをあむ

記事
コラム
私はブログを基本的に「だ」「である」調の文体で書いている。何故ならば、それが普通の文章だからだ。「です」「ます」調のことを敬体というのに対して、これらの「だ」「である」調は常体と呼ばれる。「いつもの、普通の」スタイルという訳である。話すときは私も場面に応じて敬語を使う。特に丁寧語を使って話すと、会話の流れが柔らかくなるし、人当たりもよくなる。だが、話し言葉と書き言葉は別のものである。敬体で書いてある説明文、論説文、評論文、随筆、小説がまるでない訳でもないが、通常、文章は常体で書かれている。この方が断定的で歯切れよく、締った印象を読み手に与える。私の文章も、いかにも「偉そうな感じ」がするかも知れないが、それは常体で書いているからである。
 入試における国語の一般入試内の課題作文、推薦入試に課せられる作文・小論文も基本的に常体で書くことをお勧めする。敬体で書くと、「だ」が「です」、「思う」が「思います」になるように、どうしても字数が多くなりがちである。思いつくままにただ書いて良いのであれば別だが、字数制限というものがあるので字数オーバーというわけにはいかない。書く題材が豊富にある場合、字数は節約して書きたいところだ。そのためにも、常体で書く必要がある。
もっとも、内容が的はずれであったり、稚拙なものだったりする場合に常体で書くと、中身が伴わないのに無理している印象になるので、そのときは敬体を勧めている。そのような生徒はだいたい書くのが苦手というケースが多いため、「です」「ます」体の方が字数を稼ぐことにもつながる。



























































































































































































































サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す