風水で不幸を暗示する土地、物件、間取り40選(総集編)

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 風水において物件の周辺環境がどのようなものであるか、その情報は建物内部の方位などの情報と並んでとても大切なものです。

 もっといえば建物が建つ土地、建物の周辺環境といったものが致命的に悪い物件で風水の吉物件となることはありえません。

 これから引っ越しなどを考えている方、これから住む家を探そうとしている方、あるいは今住んでいる家に住んでから調子が良くない・・・といった方はまずこれらの形殺に物件が該当していないか判断いただけたらと思います。

 また、引っ越しを検討している方のために以下のような記事についても書いておりますのでよかったら見てみて頂けたらと思います。
 なお、こうした形殺において、その状況によって五行理論などによる化殺と呼べるものはありますが、それらは状況によって対応の可否は異なるものですし、風水の化殺はパワーストーンや八卦鏡などの不思議なアイテムを必須とするものではありません。そうした考え方は伝統風水においてしないものですのでご注意いただけたら。

住んではいけない土地20選

1.T字路等の突き当りの土地に建つ家「路沖殺(ろちゅうさつ)」
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 この路冲殺は、少し風水に興味のある方ならご存じの方も多いかもしれない風水でもっとも有名な形殺の一つで、T字路突き当りが有名ですが、これはT字路に限らず道路が直線状に家に向かってくることを呼ぶものです。

 精神的な不安や混乱を抱かせやすい地形、また流血を伴う災いや突発的な不幸を暗示する地形として嫌います。

2.川や道などのカーブ外側に位置する土地に建つ家「反弓殺(はんきゅうさつ)」
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 風水においては川と道路は同じ種類の存在として捉えます。風水において川や道のカーブの外側は「反弓殺(はんきゅうさつ)」と呼び嫌います。

 川や道路の規模によって影響の範囲や大小は異なりますが破財や精神的なトラブルなどを暗示する形殺です。

3.高速道路沿いの土地に建つ家割脚殺(かっきゃくさつ)」「鎌刀殺(れんとうさつ)
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高速道路沿いの土地や家(あるいはマンション)は「割脚殺(かっきゃくさつ)」や「公路殺(こうろさつ)」と呼ばれるものでそうした騒音や振動を日常的に感じる環境はストレス要因となることは言うまでもなく、健康面の問題や破財につながる環境だと言われます。

 中でも高速道路のカーブの外側に位置する(先に挙げた反弓殺を併発する)場合を「鎌刀煞(れんとうさつ)」と呼び、割脚殺ととても強化された反弓殺が両立した形になるものとして血を見る災いなども暗示するため特に忌みます。

4.線路沿いの土地に建つ家「火車殺(かしゃさつ)」
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 線路沿いの家は風水では「火車殺(かしゃさつ)」と呼ばれて嫌われます。

 高速道路の際に書いたように、電車のような巨大な鉄の塊が振動をもたらしながら高速で自宅の近くを通り過ぎることは場の気の流れを乱すものとされて嫌われます。

 そのため、より高速で電車が通りすぎる線路沿いの方が凶作用は強いと考えられます。影響はその状況によってさまざまです。

5.袋小路の土地に建つ家「死巷屋(しこうや)」
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 いわゆる袋小路のことですが、風水では「死巷屋(しこうや)」「無尾巷(むびこう)」などと呼びます。

 外見のとおり「逃げ場がない」「発展性がない」を意味するもので追い詰められた状況を象徴、運気の阻害を意味するものです。

6.三角形の土地「三角地」など変形土地
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 三角形などの変形した土地です。角形の間取り、三角形の物件も凶として紹介していますが、土地形状においても三角形は嫌います。

 三角形は風水の思想において「火」の五行に属する形ですが、この火の五行が強くなりすぎることにより神経質傾向、攻撃性による人間関係の悪化、あるいは心臓病といった諸々の悪い意味を持つ土地になるとされています。

 この三角形の土地においてはY字路の合流部、「箭刀煞(せんとうさつ)」を併発することも多いです。

7.高低差のある土地「下陥屋(げかんや)」「牽牛殺(けんぎゅうさつ)」
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 土地の高低差については、風水においても好ましいものではありません。道のレベルから一定以上下がった土地に建つ家は「下陥屋(げかんや)」と呼ばれて陰の気が溜りやすく、身体面や精神面に悪影響を及ぼすものとされています。

また、周辺の土地よりも一定以上土地がもり上がった土地の家では宅の前が下がっていく景観となる「牽牛殺(けんぎゅうさつ)」や「捲簾水(けんれんすい)」と呼ばれる「破財、子孫の断絶」といった意味を持つ風水に該当する可能性があります。

8.崖に面した土地「懸崖屋(けんがいや)」
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 高低差のある土地に関連して、崖沿いの家は風水では「懸崖屋(けんがいや)」と呼ばれます。

 急斜面のがけ地に面した家においては気の流れの変化も急激なものになりやすく、不安定な生活を送る羽目になるといった意味を持つものです。

9.マンション等の巨大な建築物が直近にある土地
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例えば一軒家などにおいて、直近に大きなマンションやビルなどの建物がある場合、なんらかの形殺に該当する可能性がとても高いです。

 風水において物件の背後と左右を他の物件に守られた環境を「四神相応」と呼んで尊ぶものですが、あまりに高層の物件が近隣にある場合、その巨大な物件が背後にあれば「上席の者からのプレッシャーに押しつぶされる」、左右であれば「家内の男性、あるいは女性が強くなりすぎる」といった意味を持つものになります。

 それが前方であれば視界を遮られるわけで、つまり財運に見通しの立たない家となりかねないと風水では考え、「嶠殺(きょうさつ)」などと呼ばれます。

10.二つのビルなどの隙間風の吹き付ける土地「天斬殺(てんざんさつ)」
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 二つのビルなどの大きな建造物に挟まれた細い空間は風が強まる通り道となるものであることは誰しもが経験のうちで知ることではないでしょうか。

 こうした風の通り道の環境は「天斬殺(てんざんさつ)」などと呼ばれるもので破財、手術を伴う怪我や疾患を暗示すると言われます。

11.墓地&病院直近の土地「獨陰煞(どくいんさつ)」
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 墓地については精神的な凶をもたらすものとして捉え、そうした墓地近くの家を「獨陰殺(どくいんさつ)」と呼びます。

 風水においてはお墓を陰宅と呼び、居住用の家屋を陽宅と呼びます。陽の場所であるべき居宅に陰の気が混ざり合うことで好ましくないということです。

12.変電施設、電波塔近くの土地「電磁殺(でんじさつ)」
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 変電施設や電波塔などの近くの環境については風水で「電磁殺(でんじさつ)」や「火殺(かさつ)」などと呼ばれ健康問題などを引き起こしたり精神不安につながるものとされています。

13.ガソリンスタンド近くの土地「油氣殺(ゆきさつ)」
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 ガソリンスタンド近くの土地については「油氣殺(ゆきさつ)」「加油站旁(かゆてんぼう)」などと呼ばれ、精神的なストレスや身体不調に繋がるものとされています。

14.直近にガラス張りの商業施設、自宅方向に傾斜したソーラーパネルがある土地「反光殺(はんこうさつ)」
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つぎにこちらです。自宅の直近に太陽光が反射するガラス張りの商業ビルなどがある場合、時間帯などによって光が自宅方向に差し込む物件のことを風水では「反光殺(はんこうさつ)」や「光射殺(こうしゃさつ)」などと呼び、精神的不調などを引き起こすものと言われます。

15.倒壊しかかった空き家、廃工場などが近くにある土地「破敗屋(ははいおく)」
 これは近辺に倒壊しかかったボロボロの空き家や廃工場などがあるケースで、風水で「破敗屋(ははいおく)」などと呼ばれて近隣住民の精神面や財運に悪い影響を及ぼすとされるものです。

16.海沿いの土地「海波浪水(かいはろうすい)」
 海沿いの家。とても素敵だと思うのですが・・・風水において外海に面する家は「海波浪水(かいはろうすい)」と呼ばれて好ましくないものだとされています。

オーシャンビューが好ましいのは気候のよいときだけなので海沿いの町に住む場合は潮風と塩害に注意が必要だということですよ。

17.背後もしくは左右に川が流れている土地「劫背水(ごうはいすい)」「穿臂水(せんひすい)」
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 風水において建物の背後は貴人を、左右はそれぞれ宅内の男性と女性を、そして前方は財を象徴する方位となります。

 建物の背後を川が流れていることを「劫背水(ごうはいすい)」と呼び、上司などの目上の方からのフォローが断絶し、かつ「背水の陣」という言葉が示すようにこれらも行き止まりに近い環境と呼べるものでしょう。

 建物左右に川が流れていることは「穿臂水(せんひすい)」と呼ばれるもので、物件の左に川が流れているならば住人男性に対するフォローの断絶が意味されると考えますし、物件の右側であれば住人女性に対するフォローが断絶された環境であると考えます。

18.埋立地などの軟弱地盤「軟地屋(なんちや)」
 当然ながら家が建つ土地の地盤の強度は大切な要素です。

 たとえば沼や田んぼを埋め立てたような土地を考えた場合、その土地の地盤が軟弱なだけでなく、水が抜けにくく湿気が溜りやすい土地となる可能性は否定できません。湿気が家屋にダメージを与えることは言うまでもないことです。

 なお、液状化については各都道府県などで「液状化危険度予測分布図」というものも存在します。すべての地域に存在するのかどうかまでは確認していませんが国土交通省の「ハザードマップポータル」から確認することもできそうです。

19.丑、辰、未、戌の4方位に向いた土地「四金殺(しきんさつ)」
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※図は北を下側に書いたものです。

ここからの二つは風水による「気の流れ=理気」の範ちゅうに属するもので一般的な感覚では理解が難しいものかもしれません。

 これらの「理気」に対する思想の根底には風水が説く「方位(と時間)による人間への影響」がベースにあるものとわたしは考えています。

 四金殺(しきんさつ、よんきんさつ)は風水で使用する24方位の分割方位のうち丑、辰、未、戌の4方位向きの宅などが一定の道路、河川などの環境に合致する際に発生するもので、その意味は「悲惨な死、末期がん」など、とてつもなく悪い意味を持つ中国風水きっての大凶とも言うべきものです。

 なお、四金殺の判断には各種ある風水技法の内の「水法」の知識が必要なためこうした土地、物件の購入の際には少なくとも風水を気にされる方はご注意・・・というか、四金殺に該当しない限りお勧めができるものではありません。(この四金殺は大別して3種類のものがあると考えていますが日本語の市販本には1種類しか記載はありませんので市販本のみの知識からの判別は危険です)

20.近隣の山を切り崩したばかりの土地「斬龍(ざんりゅう)」
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 この斬龍については周辺環境というよりももっと広い土地をみるための地理風水の範ちゅうに属するもので、この斬龍においては周辺土地のすべてに殺気が降りかかるとする規模が大きなものです。

 高速道路や新設線路、あるいは鉄道の新規路線の工事、宅地開発などで山を切り開くことがあろうかと思いますが、この環境は風水では「斬龍(ざんりゅう)」と呼ばれるものに該当することがあります。

 風水の思想において山々は龍にたとえられるもので、その龍の生命力によって地勢の隆起が興り地理が形成されるものと説きます。

 この斬龍においてはその生きた龍脈を切り離すことにより周辺土地の龍の気が暴れてしまうといった種類の形殺となり、そこで言われる現象は「子孫の断絶」クラスのとてつもなく悪いものです。

住んではいけないマンション10選

21.周りの建物より著しく高いマンション「露風殺(ろふうさつ)」
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 周りに低層階の建物しかない中で一軒だけ飛びぬけた高層階のマンションのことを「露風殺(ろふうさつ)」と呼んで忌みます。

 周りに自分を守るものがないことが存在せず、孤独になりやすいなどの意味があるとされ、先にあげたビルのスキマ風が当たる「天斬殺」や後にあげる吹きっさらしの「孤宅」を併発しているケースも多いです。

 周りの家を見下す構図になりやすく、周りの建物の日照を遮る可能性が高いことからもそうした影響を受けやすいのかもしれません。

 この状態はタワーマンションのことを考えるとわかりやすいかと思うのですが、「タワマンに住んでからあいつは人を見下すようになった」というような話はネットを探せば例はたくさん出てこようかと思いますが、風水ではその種の問題をこのように捉えているということです。
 また、これら物件において特に上層階の部屋は風水において大地の気のフォローを受けづらく、俗語でも「高層階症候群」と呼ばれる健康障害を引き起こすものとも言われますので注意してください。

22.周囲の物件と比べて著しく低い物件「困屋(こんや)」
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次に、先ほどと全く逆に周囲を高層ビルなどの大きな物件に囲まれた小さな家も悪いものだとされます。

 この状況は「困屋(こんや)」と呼ばれ、常に周囲から見下され攻撃される形状となるわけです。

 いわゆる四神相応の物件というものは「周辺建物が自物件と比較して適度な大きさを保った」場合を指すもので、過度に大きさの異なる物件に囲まれた家は過大なプレッシャーを受け攻撃される形になるとみるわけです。

23.四方が吹きっさらしの土地に建つ物件「孤宅(こたく)」
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 風水には「山管人丁,水管財」という言葉があります。つまり山は人間関係や健康といった人間の調和を司り、水は財を司るものだと。

 ここでいう山はたとえば街中においては自物件を風から守る別物件や木々であり、水は自然水の他に人の動きのある道路やオープンスペースだとみるものです。

 建物の背後左右に風から自物件を守るものがあり、前方が開けた「四神相応」が好ましいことは再々紹介しているところですが、自物件の周囲に他の建物や山林などがない四方が吹きっさらしの物件「孤宅(こたく)」については財運はさておいて「人間関係において守るものが存在しない」状況を示唆するものとなります。

24.三角形の物件「畸形屋(きけいや)」
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 自分の居住する建物が三角形などの特殊な形であることも「畸形屋(きけいや)」と呼んで風水は嫌います。

 三角形については五行思想で「火」のエネルギーを持つものとされており、そうした物件に住むことは精神薄弱や人間関係のトラブル等を起こしやすくなると言われています。

25.のこぎり型に角が連なった物件「鋸歯形屋(きょしけいや)」、極端に長細い、L字型等の変形した物件
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 のこぎり型のようにガタガタに角が連なった物件のことを風水では「鋸歯形屋(きょしけいや)」、「斬層殺屋(ざんそうさつや)」などと呼んで嫌います。
 ここで言うのこぎり型は上空から見てのこぎり型ということで、前から見れば複数の角が切り立ったような形状に見える物件のことです。

 これらの形状の物件では火の気が強く闘争的な形状になるものと考えられ、総じて家庭内、職場などにおける人間関係の不和や災難をもたらすものとなるとされています。

 またこの他、極端な長方形の物件、L字型の物件「曲尺屋(きょくしゃくや)」、コの字型の物件「推車屋(すいしゃおく)」などは規模にもよって見方が異なるところが出てくるもので大規模な物件ほど一概には言えないところですが、少なくとも一軒家においては好ましいものではないとわたしは考えています。

26.細長い物件が連なった物件「川字屋(かわじおく)」
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 細長い形状の家屋が3棟以上連なった形状の住宅は「川字屋(かわじおく)」と呼ばれます。

これは細長い住宅を上から見た際に「川」の字に似た形となることからこう呼ばれるもので、特に住人の内女性の健康問題を起こしやすいと言われる形状の物件となります。

27.近隣の建物の角が自物件に向かってくる「壁刀殺(へきとうさつ)」
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 建物の角が自宅方向に向かってくることは「壁刀殺(へきとうさつ)」や「尖角殺(せんかくさつ)」あるいは「隔角殺(かくかくさつ)」と呼ばれ、精神的な不調をきたしやすくなるとされ、心臓病を招くなどの意味もあります。

 風水界には「香港風水戦争」と呼ばれる有名な事件があるのですが、その香港風水戦争においては写真の中国銀行タワーがもたらした壁刀殺が角の向かった先の香港総督府に居住していた当時の香港総督3名に心臓病や滑落事故をもたらしたと言われているものです。

28.大型商業施設、神社、寺院などと自物件入り口が対面となる物件「虎口殺(ここうさつ)」
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玄関(エントランス)を開けた先の光景というものは家運に大きな影響を与えるものだとされています。

 玄関ドアを開けた正面に別物件のドアがあることはそもそも悪いもので「鬥門殺(とうもんさつ)」、「朱雀殺(すざくさつ)」などと呼ばれその正面物件との対立を意味する構造となります。

 心理学関係の話で正面から向かい合う位置に座ることは対立を生む、とするものと考え方は同じものですよ。

 こうした中でも大型施設の玄関と向かい合うものは「虎口殺(ここうさつ)」と呼んで特に嫌います。つまり明らかに力の差がある相手と向かい合う形となり精神的な悪影響を及ぼす形殺となるわけです。

29.玄関正面の枯れた樹木「堂前枯樹(どうぜんこじゅ)」
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 続いて玄関を開けた先に樹木、電柱、あるいは尖ったオブジェなどが存在する環境のことです。これらは「頂心殺(ちょうしんさつ)」「穿心殺(せんしんさつ)」「針殺(はりさつ)」などと呼び嫌われるものですが、中でも玄関を開けた先に枯れた樹木があることを「堂前枯樹(どうぜんこじゅ)」や「門全枯樹(もんぜんこじゅ)」と呼んで特に嫌います。

 こうした環境においては宅からの見通しが悪くなるとともに、家人の健康問題が出やすくなるとされるものです。

30.玄関を開けた先が下り斜面、下り階段の物件「牽牛殺(けんぎゅうさつ)」
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 玄関を開けた先が下り斜面となっている環境、玄関を開けた先が下り階段となっている環境の物件を指し、これは「牽牛殺(けんぎゅうさつ)」や「捲簾殺(けんれんさつ)」、「捲簾水(けんれんすい)」などと呼ばれるものです。

 これらの意味するものは「家運の衰退」、「財が流れ出る」、「子供に恵まれない」といったものです。

住んではいけない間取り10選

31.三角形の部屋など、いびつな形の部屋
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画像引用:ブックバン「木嶋佳苗、座間9人殺害事件の犯人が住んでいた間取りの不思議な共通点 事故物件芸人とイヤミス作家が語る、ヤバい部屋」

 風水において住居内部は気の流れがよい安定した四角形として作られるべきもので、三角形などのいびつな形の部屋においては気の流れが阻害されると考えられています。

 そして風水において三角形は「火」の五行を象徴するもので精神的な不安定、混乱や心臓や目の病などを引き起こす引き金になるとされています。

 こうした物件に居住していたためなのか、あるいはこうした物件に引き寄せられたのかはわかりませんが連続殺人犯の自室などをニュース等で見ているとこうしたいびつな形の部屋に住んでいることもまま見受けられます。

 たとえば上にあげた画像は座間9人連続殺人(SNSで自殺願望のある女性を呼び出して9人の女性を次々と強姦、殺人した事件。2017年)の犯人が住んでいたとされる自室間取りで、

 下側の画像は婚活サイトで知り合った男性を次々と殺害(4名は確定、その他2名不審死。その他詐欺被害者は多数)した木嶋佳苗死刑囚が住んでいたとされる部屋の間取り図です。

 もちろんこうした物件に住む人すべてがこのような犯罪を犯すことはないですが、こうした悪い物件に引き寄せられる犯罪傾向のある人間がいないとも限りません。

32.自室玄関またはベランダ直前から目に入る鋭利な三角形の屋根等
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 自室の玄関やベランダの眼前に鋭利な三角形が見える状況のことです。たとえば近隣のビルであったり、隣家の尖った屋根であったり、鉄塔であったり。
 そうした状況のことを「冲天煞(ちゅうてんさつ)」と呼んで風水は嫌います。

33.光の入らない部屋
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 当たり前すぎる話ですが光の入らない部屋は風水においても好ましくありません。

 風水において直近を樹木で囲われた家や、つるで囲われた家、また高い建物に四方を囲われた家などはすべて悪いものだとされていますが、それらに共通するものは「太陽光を阻害された家」だということです。当然建物だけでなく、光が入らない部屋が良い環境であるわけはありません。

 そうした家に住むことは神経を弱らせ、うつ病などを引き起こす原因ともなりかねません。賃貸物件を探す際にも自室の窓などを大きな建物や大きな樹木が覆っているものはよくないということですよ。

34.自室直下が駐車場
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 自室が2階にあり、自室の直下である1階部分が駐車場、車庫になっている物件のことを指します。

 そうした物件のことを風水では「地窖殺(ちこうさつ)」と呼んで嫌い、そこで就寝する者が不安定になる、落ち着きがなくなり家に居つかなくなるなどといった象意が発生しやすいとされています。

35.自室直下が飲食店
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 自室の直下に飲食店。正確には風水において、寝室の直下にガスコンロなどの火を使う設備があることを忌むものです。

火の象意が階上で眠る人の意識に働きかけてしまい、ストレスがたまりやすく、気性が激しくなるとされています。

 実際風水を考えなくても階下に例えば居酒屋があった場合には夜間の酔っぱらいの声にストレスを感じることもあるでしょうし、焼き肉屋さんやラーメン店などが階下の場合には階上まで上がってくる匂いは相当なものがあるかと思います。

 洗濯物を干す際やダイエットの際など、日常の中でストレスを感じることも多々出てくる可能性は大いにありますよね。場合によってはゴキブリが出やすくなるとも言われますし、、、可能ならもっと階上の別の部屋を選びましょう。

36.1階が階段のみの物件(テラスハウス等)
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 昨今テラスハウスがとても多くなり、1階部分が階段のみで居住空間が2階にある物件は増えました。

 ですが風水において「玄関の目の前に階段」という間取りは「大門對梯(だいもんたいてい)」と呼ばれ、財運にとって良いものとはされません。

 外からの気がうまく居住スペースである2階に上ることができないというのがその理由であるとされています。

37.間取り中央にキッチン、トイレ、お風呂、階段のある物件
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 風水において間取りや物件の中心は「太極(たいきょく)」と呼ばれ、清潔で安静にすべき場所となります。

 そのためこの太極に不浄のトイレやお風呂などが配置された間取りは好ましいものとは言えず、住人に深刻な健康被害をもたらしかねないものだとされる大凶の風水とも呼べるものです。

 ちなみに・・・トイレ、お風呂というと「北東鬼門」にそれらの設備があることを避けるべきではないのかと考える方が見えるかもしれませんが、中国風水において北東方位を特別視して避けるということはありません。

 中国風水において吉方位、凶の方位というものはあくまでもその物件ごとに異なると考えます。

 鬼門の問題についてはその起源とともに日本の家相学、中国風水、インド風水などを踏まえて考察した記事を書きました。かなり長文の記事ですが気になる方は読んでいただけたら嬉しく思います。鬼門記事のわたしの結論としては「気になる方は北東トイレだけは避けても良いかも・・・」という感じの煮え切らないものですが笑


38.玄関を開けて正面にエレベーターや階段のある部屋
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 風水において玄関ドアは「自分が管理する空間への入り口」を意味する大切なものです。

 マンションなどの部屋を選ぶ場合には、玄関ドアの対面にエレベーターがあるもののことを風水では「开口殺(かいこうさつ)」と呼びます。

 実際の生活を考えてみても玄関対面にエレベータや階段があることは日常生活の中で玄関を開けた瞬間に別の住人と鉢合わせして驚くタイミングがあることは想定されますしあまり気持ちの良いものではありませんよね。

39.自室玄関前が長い廊下
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 長い廊下の突き当りが自室玄関になっている場合、建物の周辺環境でいうところのT字路などの突き当り、「路沖屋(ろちゅうや)木箭(もくせん)」と似た状況が発生します。

 つまり建物の外であれ内であれ、こうした通路が長く伸びた先に自身の居住スペースがあるのは好ましくないということです。

 長い通路の中で視線が突き刺さる先に自室があることにより精神的に消耗する可能性があるということですよ。

 なお、この写真でも一部見られる玄関と玄関が向かい合う状況、こうした構造のことも対立を意味するものとして嫌います。

40.タワーマンションなどの高層階(目安は10階?)
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「タワマン住み」。現代の日本でこれほどステータスを表すのにパンチの効いた言葉もなかなかありませんが、、、風水においてはこれも凶とされます。

 風水とはつまるところ「大地からのエネルギー」をどのように活かすのかの学問になるわけですが、その大地から遠ざかればそれだけエネルギーは弱まるということで。

 それに建物そのものを考えたときにも「地に足がついておらず、他者を見下してしまう中で孤独になりやすい」建物になってしまう。

  もちろんこれは9階までは問題なくて10階以上はダメとかそういったことでなくて、高層階に行くほどに地の利を得ることは難しくなるものだというふうに認識をしていただけると幸いです。

 ちなみに、、、東海大学医学部の逢坂文夫氏が高層階に居住する妊婦について以下のような論文を発表しています。
一戸建て住宅及び集合住宅の1,2階の妊婦の流産率は6~8%程度
6-9階在住の妊婦の流産率は18.8%
10階以上の高層階在住の妊婦の流産率は38.9%
6階以上&33歳以上で44%が流産
※引用:東海大学医学部地域保健学 逢坂文夫「居住環境の妊婦に及ぼす影響について」

 こうしたものに対する研究は民間のレベルでは色々と議論がなされているようで、「高層階症候群」という言葉があります。

おわりに/パワーストーンや不思議なアイテムは伝統風水の理論とは別のお話

 この文章は拙文「風水が教える住んではいけない土地20選」「風水が教える住んではいけない家・マンション20選」「風水が教える住んではいけない間取り10選」から抜粋した総集編となります。

 こんなにたくさんあるのか・・・と思われる方も多いかと思いますが、実際はもっと多く、こうしたものを言われる環境は200は優に超えると思っています。

 ただ、これらのすべてが絶対に住んではダメ!というものではなくて、実際にはこの中に優先順位があり、また同じ形殺であってもその程度の差があるわけです。

 ですからまず大事なことはとても悪い形殺を避けること!というところで、吉物件を探すためにはまずなにより悪いものを避けることが大事だということ。風水の世界ではそれを「趨吉避凶(すうきちひきょう、凶を避けて吉に赴くという意味です)」です。

ここにあげたものは、基本的には土地の悪いものは物件形状などの悪いものより影響力は強く、物件形状などの悪いものは間取り形状などの悪いものよりも影響力が強いということですよ。

 風水は残念ながら魔法などと呼べるものではありません。ですが4000年以上前からの住環境に対する知識と研究の積み重ねだというのがわたしの認識に近いものです。

 そのためはじめに書いたようにパワーストーンやお札などの不思議なアイテムで環境を変えるというのは少なくとも伝統風水を考える上では無理がある。
 たとえば1200年ほど前の中国(唐時代)はそれまで国家機密、王族のための秘宝だった風水の知識が一般の方々に浸透し始めた時代ですが、その時代の中国の農村でパワーストーンの購入はできません。

 たとえば八卦鏡やお札、希少なお水にしても貧窮にあえぐ唐時代の中国農村部の住人がそんなものを買えるわけがありません。

 もう少しだけ正確に言うと私自身パワーストーンや石というものになんらかの不思議な力はあるのかもなあ・・・とは考えてはいますが、それは伝統風水の理論の話ではなくて、風水とは別の概念だというのがわたしの正確な考えに近いです。

 また、風水理論というものはこうした外的な環境のみでなくて住宅や物件内部を流れる気の流れというものもとても重視します。

 わたしが使用する技法は「フライングスター風水」というものをメインにしており、わたし自身は世界五大風水師筆頭の香港の老師から技法を学ばせて頂いています。

 フライングスター風水の観法については下の記事に少しだけ理論を紹介してますので気になる方はみてみて頂けたら。見て頂くとわかるかと思いますが、こうしたものはあくまで基本的には理論が先にあるもので、霊感や超能力の必要な種類のものではありませんよ。正確な知識さえあれば誰でもある程度のレベルまでの判断は可能だと考えています。


 家、土地を買う、あるいは引っ越し先を選ぶ。

 そうしたことは通常人生の分岐点といっても良い程度にはとても大切な要素だと考えています。

 よい土地、よい家が見つかりますように。

 それではこの記事はここまでです、ここまで読んでいただきありがとうございました。



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