共に生きるアート展 Behind 前編

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昨年の9月に鳥取県米子市立美術館にて行われたアート展です。
障がいを抱えている方が一生懸命作った作品が展示されている障がい者アート展の一つです。
なんと、昨年で10周年を迎えたことでタイトルが「共に生きるアート展KANSEI10」と最後に10がついていることが特徴的で特別感があります。

私の作品も本展に展示していますが、テレビからの取材やインタビューを受けたこともあって話が長くなるので、後編に続きます。

10周年記念を迎えたということで、前編ではサムネに掲載されている本展のタイトルにフォーカスしようと思います。

これは、障がいを抱えている方々みんなが作った、その周年の記念日にしか見られない大変貴重な作品です。
もちろん私も制作に参加させていただきました。
2枚作りました。

タイトルのKANSEIはさまざまな意味が込められています。

1.「感覚」「感受性」という例が挙げられるように、何かを見たり聞いたり味わったりするような物事を感じる能力。
→ 感性

2.作品などの物を作るのに作業して最後まで仕上げる、または最初から目的を持ち、時間をかけながら手がけた後に完全な形にすること。
→ 完成

3.応援するとき、凄い物をみたとき、または自分の好きな歌手やアイドルのような推しを見たときに、喜びが溢れすぎて思わず何か出したくなる声。
→ 歓声

そこで、私が書いたものをご紹介します。
これが私にとっての「KANSEI」です。


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「共に生きるアート展」の「る」です。

 そこで私は、前記事で述べたように「唯一無二」がコンセプトであることから、その癖が発動してしまい、日本にアート文化が徐々に浸透していく姿を表現するために、「る」という文字に芽が出た葉っぱが生えたり、さらに太さの中に自作のオリジナル書体、そして「共に」の英語表記である「with」を入れたりという工夫をしました。
 それに加えて、私にとってアート=人生なので、葉っぱに人生とアートそれぞれの英語表記である「LIFE」「ART」を導入しました。
「ともに生きる芸(アート)」が隠れているので、探してください。

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 次に、看板の飾り物として真っ白な丸い枠に色塗りや模様など自由に描くスタイルですが、私の場合は「LIFE」「ART」そして「アートを見て平和になるように」「日本がアートが愛される文化である国になるように」という意味を込めて、それぞれ「PEACE」「LOVE」と書きました。

 真ん中の物は自作のオリジナル書体で「芸」と書いています。みんなが笑顔で溢れるようなアートの国になって欲しいという願いから、「スマイル」を入れた文字を書きました。

 私のKANSEI、どうでしょうか?

 こうやってアート展の題名を工夫して描くのがワクワクするので、制作時は子どものようにピュアな気持ちでやりました。

また、こういう機会があればいいなと思っております。

ありがとうございました。 
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