出過ぎる「突」になる

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そろそろ2月になりますが、初ブログでも言及したように新年の書初めの2枚目です。

それは「突」。
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「突」と言えば、突破、突出、突撃、突進、突入という勢いよく出る、飛び抜けたイメージがあります。
他にも、上記の意味と違いますが、煙突、突然、衝突、激突、追突がありますね。

私が書初めの一つとしてこの漢字を書いた理由は、この「勢いよく出る、飛び抜ける」という意味を込めているのと、「他人に埋もれずに、スキルや才能でと突出したい、出る杭になる、飛び抜けたい」という思いがあるからです。

私は学生時代、なにも知らずに世間一般の価値観に合わせて勉強もできて運動ができる「文武両道の優等生」になろうと思い、部活において中学時代は卓球部、高校は空手道部に入っていました。
成績関しては、卓球部について個人は西部地区まで、団体は本村杯3位と県総体まで出場しました。
高校に所属していた空手道部は3年連続団体でインターハイに出場しました。

勉強に関しては、高校は休憩時間でも受験勉強していたし、大学は理系学部に進み、自分の研究テーマをもっとやりたいという理由で大学院に進学していました。
自身の研究は国際学会でも発表したし、在学中にアクセプトされなかったものの、卒業後に自分が関わった研究がいくつか論文に掲載されるようになりました。
さらに、研究だけではなく、大学在学中に教職課程も履修して高校理科の教員免許まで所得しました。

ここまで成し遂げると

「文武両道を手に入れた自分、凄いやろ!!」

そう思っていました。

しかし、あることが欠けていたことが分かりました。
それは、先ほど書いた「突」のような

「自分には飛び抜けているもの、突出しているものがない。」

そう、気づいた瞬間、一気にお先が真っ暗になった。

「文武両道を目指した優等生」が手に入れたものは、「突」のような飛び抜けている才能やスキルではなく、社会が求めている、かつ世間体に合わせる価値観でした。
それと引き換えに、自分に優れているものが何もないと感じ、周りが就職が決まっている中、メンタルがボロボロになりました。

この当時私は、「自閉症スペクトラム障害」という発達障害を抱えていたと自覚していなかったので、自身の長所は何なのか、得意なことは何なのか分からず、それまで無理やり健常者のふりをして社会や周りの価値観に合わせて行動していました。

今まで社会や周りの価値観に合わせて行動したのに、社会や周りが認めてくれない。学業成績が良かったのに認めてくれない。文武両道であっても行き先がない。
もっと早く(子供のときに)「自閉症スペクトラム障害」と診断されたら、こんなに苦労しなかったのに。
人生もっとうまくいけたのに。

そう思った私は、大学院の卒業旅行でカナダのバンクーバーに行きました。
そこで私は、あることに決心しました。

「そうや、就職せずにフリーランスとしてアーティスト(芸術家)になろう。」

そのきっかけがバンクーバー博物館に行った時でちょうど未来のバンクーバーの絵を描くコーナーがありました。

未来のバンクーバーを描いた私は、まるで子どものような純粋な気持ちで無我夢中な姿でした。

「これが天職や!アーティストになって生涯アートの仕事をして稼ごう。」

このように、決心し今に至っています。

3歳から絵描きを始め、元々絵が得意だった私はこう考えました。

「アートを仕事にしたら、「突」のような飛び抜けた才能を手に入れられる。」

それと同時に
「もう社会や世間一般の価値観に合わせたくない、社会なんかくそくらえ」「出る杭は打たれてもいい」「我が道で行く」

こう考えるようになりました。

それから大学院修了後、絵画書家というアーティスト活動を始めてから周りや世間体を上記のようなスタイルで生きていくことに決心しました。

これからは、周りや社会がつぶそうとしても出過ぎた「突」になり続ける。




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