パスとの出会い

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私は作品をつくるときは、Illustratorのパスをベースにしています。
この「パス」は作品の創作に当たって必要不可欠です。
このツールを知ってから、自分のアーティスト人生を大きく変えました。

他にも、デジタル作品では描画ソフトで手書きしたり、アナログでは紙に筆で書いて作品を作っていましたが、個人的には何より「Illustratorのパス」が一番大きいと思います。

これを用いることで、ポリゴンアート、名刺、ロゴやイラストなどのトレースができると知ってから、5年前当時ほとんど無収入でほぼニート生活で過ごし、どん底状態に陥った私に希望の光が見えました。

初ブログでも述べましたが、私はアーティスト活動始めてから3年間鳴かず飛ばずでした。そのときは、描画ソフトを使ってLINEスタンプやきせかえの販売をずっとやっていました。
クラウドワークスやランサーズのようなクラウドソージングのサイトでロゴやキャラクターのデザインを多数応募しましたが、全く通らず良くても1か所で最終候補に残るだけでした。

私は自閉症スペクトラム障害という発達障害を抱えており、その特性上感覚が過敏で、人とのコミュニケーションが苦手で、就職することもフリーターとして働くことも全く向かず、外にも出ず一日中引きこもっていました。
こんな状態が3年続いたので、「何でできへんやろう」と病みました。

そんな2019年12月1匹目の愛犬が天国に行きました。
一日中ずっと泣きっぱなしで立ち直れない状態でした。
それから、時間がたってから次のことを考えました。

「今のままやったら、この先何も変わらへん。」

これをきっかけに発達障害者のことも考えてくれる人がいる、かつアートで仕事できる環境がないか探したところ、今の事業所でアーティスト契約し仕事することになりました。
なんと社内のパソコンにIllustratorのソフトがあったので、経済的な理由でイラレを購入できなかった私にとって今でも大変ありがたい存在です。

そこで初めて「パス」に触れました。
ここで「パス」とは、ツールバーからペンツールを用いて点から始まって点で終わって、この作業を繰り返すと一つの形ができる製作方法です。

まずは、簡単な図形を作りました。
すると、何か楽しくなって夢中になりました。
こんなに興奮するのは、大学院の卒業旅行以来であると。

「パス」と出会ってから、早めにマスターして使い始めて日にちがたつと次の画像のようにさまざまな形を製作しました。
ここまでできると楽しい!!

20200226LIne1-04.jpg


Handsomoose_ハンサムース.png

さらに日にちが徐々に過ぎてから、後にSNSのプロフィール画像を使うことになった絵(※今は使ってないです)をパスで描きました。

ここまで上達していくともう毎日が楽しくなりました。
それから、自分の名刺を作り、元々興味を持っていたポリゴンアートやオリジナルの書体、地図記号、トレースやイラストへの幅広い作品作りができるようになりました。
これらの作品はプロフィールのポートフォリオに載せてあるので、ぜひご覧ください。

それから3年後、アート展で入賞したり、仕事が徐々に増えました。
もうイラレの「パス」様様です。
そして、私に人生を変えてくれたIllustratorを与えてくださった方々、大変感謝しています。
ありがとうございます。

「パス」というツールに出会ってからこんなに状況が変わるとは、思いませんでした。

パス、ありがとう。
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