自閉っ子をぐんぐん伸ばす10のこと ⑤基本の型→イレギュラー型を教える

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コラム
 世の中は基本型としてこのように反応するのが正解、という反応のしかた、返しかたをまず教えてしまいましょう。
 例えば、午後3:30に学校が終わるとしたら、まず3:30になったら帰り支度をしなさい、と基本の型を教えます。しかし先生の話がイレギュラーに10分追加されることがあります。この時できるなら、今日は3:40に支度をします、と先生に話してもらうか、3:30で帰らせてもらうか、どちらかを選べるよう前もって先生と話しておくとよいでしょう。

 本人が3:40が受け入れられず、いら立ってしまう、聞く耳を持たない、など、イレギュラーが通用しない時は、まだ時期が早いのです。こんな時はすぐに撤収して基本型をさせてあげてください。言葉の概念化が進んだり、気持ちが安心できたりしたら、ケロッとできるようになります。焦らなくても大丈夫ですので、基本型でOKしてあげましょう。
 もしイレギュラーが可能で指示どおりできたなら、たくさんほめてあげてください。本人にとってはとても大変なことをしています。大変さをわかってもらえたことをうれしく思うんじゃないかと思います。
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