リバースモーゲージ

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コラム
高齢になるにつれ、家の中の危険度も増します。
段差がある、手すりがない、温度差がある、などなど。
さらに子供の独立、家の老朽化、というタイミングも相まって、
住宅リフォーム、建て替えともに60代以上の割合が最も高くなっています
(国土交通省「令和3年度住宅市場動向調査報告書」より)。

60代からの住宅ローンとして
住宅金融支援機構が金融機関と提携して提供するリ・バース60があります。
住宅を担保にお金を借りられるリバースモーゲージ型ローンですが、
リ・バース60は使途が住宅購入やリフォーム、住宅ローンの借換え、サービス付き高齢者向け住宅への入居一時金に限られます。

国が行う生活福祉資金貸付制度のリバースモーゲージとしては
低所得高齢者世帯向けの『不動産担保型生活資金』と
生活保護受給中の高齢者世帯向けの『要保護世帯向け不動産担保型生活資金』があり、
どちらも生活資金に充てるための制度となっています。

金融機関独自のリバースモーゲージは
55歳から申し込めるものや使途の制限が緩いものなどもあります。

リバースモーゲージ
生存中は返済が猶予、または利息のみ支払いとなり、
返済は死後相続人が一括で、または担保物件の売却による返済となります。

金利が上昇すると支払う利息も上昇するリスクが、
また担保売却時に物件の価値が下がって返済額として不十分になるリスクもあります。

リースバックはまず住居を売却し、その後は家賃を払って住み続けられる制度です。
固定資産税を支払う義務はなくなり、また災害時に不動産がダメージを受けても、金銭的ダメージを負わずに済むかもしれませんが、
定期建物賃貸借契約になる場合は住める期間が限られますので注意が必要です。

いずれの場合も老後の生活が思いのほか長く続いて資金不足になる心配もあります。
予定外のことが起こっても大丈夫なように、余裕のある計画をたてましょう。
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