住宅ローンは返済が長期になるため、余裕のある返済プランが無難です。
団体信用生命保険に加入すると、返済者に万一のことがあっても保険金で残債が返済されます。
住宅ローンの金利には固定金利と変動金利があります。
全期間固定だと返済終了時まで同じ金利が適用され、返済額も変わりません。
変動金利は一般的に半年ごとに金利の見直しが、
5年ごとに返済額の見直しが行われます。
固定金利よりも金利が低いため、
借入当初の返済額は固定金利を選択したときよりも抑えられますが、
金利が上がれば返済額も上がる可能性があります。
住宅ローンの返済方法としては元利均等返済と元金均等返済があります。
返済金額は借入元金と利息部分から成り、
同じ金額を借りたとき、最終的な返済総額は元金均等返済のほうが少ないですが(利息の差)、
当初の返済額は高額になりますのでそれが返せる財力が必要とされます。
繰り上げ返済や借り換えの際には手数料がかかることもありますが、
利息が減らせれば最終的な返済総額は減らせるかもしれません。
例えば、
元利均等返済で2000万円を借り20年240回で返済する場合の返済総額は
年利1.5%の場合は約2316万円、年利1%の場合は約2207万円、
上記の借入で、
10年後に100万円を期間短縮型で繰上げ返済をした場合の利息軽減額は
年利1.5%の場合は14万円、年利1%の場合は9万円
5年後に100万円を期間短縮型で繰上げ返済した場合の利息軽減額は
年利1.5%の場合は23万円、年利1%の場合は15万円
5年後と10年後に50万円ずつ繰上げ返済した場合の利息軽減額は
年利1.5%の場合は18万円、年利1%の場合は12万円です。
ちなみに親族から借入できる場合も、口約束ではなく、きちんと書類を作成し、計画通り完済しないと贈与とみなされ税金が課される可能性があります。