【中小企業シリーズ】中小企業勤務者の強み

記事
コラム
日本では90%以上が中小企業で占められています。
一言で中小企業といっても一人だけの会社から
業種により300人規模まで様々です。

新卒の方や学歴主義の方はまず大手を目指すでしょう。
大手に入れば大きなバッグがつくので仕事もスムーズだったり
給与も良かったりします。

それでも一部大手では自殺者が出たり、逮捕者がでたりと
なにかと騒がしいのも大手の特徴だと思います。

なぜ大手を目指すのか、きちんと目標があればいいですが
給与面や待遇、自己満足で入るのであれば
定年退職までその会社にいることをお勧めします。

大手会社は規模が大きい分、自分自身のやっている仕事は
会社のほんの一部の歯車部分でしかないので
いざ、転職をしようとしてもうまくいかないことも多いです。

なぜなら、手持ちのスキルが少ないからです。
歯車の仕事しかしてない分、
会社から出てしまえば経験不足が目についてきます。

ただし、優秀な人が多いのも事実です。
でも優秀な人は会社でもきちんと昇給したり、
自分で会社を設立したり、ほかに転職する方が少ないと思っています。

わたしの知り合いも大手企業から独立して会社を興し
現在は上場企業の社長になっている方が数人います。

大手を辞めて転職する人は、面接時などでも堂々としていますが
実際に話をきいていると中身が薄い印象が多いです。

中小企業と大手の違いはその人の稼働幅が大幅に違うことです。
大手の方は配属された部署で与えられた仕事をしていればいいですが
中小企業はそうもいきません。

自分のこなす仕事の幅は大きいので、
知らないうちにいろいろな技術が身についていたりします。
特に業界でも有名な中小企業で働いていれば、
すぐに採用も決まりやすいのも特徴です。

弊社にも一人大手から入ってきた社員がいますが
最初の頃は本当に苦労していました。
大手の考え方と中小企業の考え方の違いから学んで
5年以上かけて中小企業に慣れてきたという感じでしたね。

わたしが統括している「総務部」も大手の総務部とは
全く仕事内容が違います。
大手の場合は総務の仕事だけしていればいいのですが
中小企業の総務はやることが盛りだくさんです。

弊社を例にあげますが、名前は総務部でも仕事内容は
総務、人事、経理、会計、財務、法務をまとめて
「総務部」と呼んでいます。
これだけこなしていても定時には退勤できます!

しかも3社分管理しているので、
ただの総務部で働いてきた方と比べると
スキルの差が大幅に違ってくるのです。

わたしはこれが中小企業の強みだと思っております。
いろいろな業務を取りまとめて行う分、
一人一人のスキルが高く転職も有利になってきます。

だから中小企業勤務だからと負い目に感じることはないのです。
実際にわたしの友達も小さな会社からコツコツ経験を積み上げて
今では大手広告会社に勤務しています。

スタートが大手じゃないとダメではなく
中小企業で経験を積んで大手に入る方が個人的には良いと思います。
自分自身の経験が大切なので、今いる会社でできるだけ吸収して
次のステップに進んでください。

やはり、いろいろな経験を積んでいた方が人間性も高まりますし
視野も広くなります。ある程度年を重ねた時に差が出てきます。

中小企業でも良い会社はたくさんあることを知ってほしいと思います。





サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す