身体的暴力(DV)に遭った母子の夜逃げの手助け。まずは逃げることが大切かと思います。

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おはようございます。横浜の女子大学生が刺殺された事件をネットニュースで見ながら書き始めました。

昔、小さなAV制作会社を経営していたのですが、結構な割合で何らかのDVを受けている女性が面接にやったきたものです。

夫の暴力が原因で地方から赤ちゃんを抱えて逃げ込んできた人、離婚協議中に子供の前で暴力をふるわれている人、酒乱の夫を持つ人etc。

心理的DVの状況はよく話を聞いてみないと分かりませんが、具体的な暴力をともなうDVに関しては、その被害が一目瞭然なので相談に乗るというよりも、まずは逃げることを勧めていました。

例えば、別れた夫が母子の住むアパートに上がりこんできては暴力をふるうケースがありました。あまりにも酷くて逃げたいけど、小学生の子供の学校が変わるのが可哀そうだと、彼女は逃げることを躊躇していました。

が、会うたびに体のどこかには青アザができている始末。これはもう限界だと考え、会社のバイト君を引き連れて夜逃げを敢行。

その後は行政に引き継ぎましたが、ただ、余計なお世話との線引きは難しいものです。唯一後悔していないことは、彼女が目の前の暴力から逃れられた、ということでしょうか。

酒、借金、失業、男女関係、暴力をともなうDVの裏側には共通する問題が横たわっています。そして今のこの不安定な時代の中で、DVがさらに増える要因はいくらでもあると思われます。

それゆえに、DVに遭遇しそうになったら、まずは逃げることが重要ではないかと。

自分の身を守ることはもちろんですが、暴力をふるう相手を失うという意味で、相手にもなんらかのプラスになると思うからです。

ただ、ここまで書いてきて気付いたのですが、これは物理的な力をともなうDVの話であって、言葉や精神的暴力、いわゆるモラハラへの対策にはまるでなっていませんね。

問題が複雑すぎて暗然たる気持ちになってしまいました。力量不足、平にご容赦を。僕はやはり、夜の話しかできないようです。
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