占い中毒・依存症にならない為に。

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先月から、開運館E&Eに所属してプロの見習いになったのだが、どうも、一定数、占い中毒、占い依存症になってしまう方がいるらしい。

確かに、占いをしてもらう時というのは、メンタル的に弱っているので、強く洗脳するような口調で言われると、その言葉に左右されてしまいがちだ。

また、商売でもあるし、自分の占術は当たるといった事を殊更、強調する占い師も多いようだ。
業界にこれといった、ガイドラインがある訳ではないし、占い師同士で、他人の占いをあれこれ注文つけるというのも、どうも、タブーのようではある。

さて、今回は、名前や生年月日で占う「命占」について触れてみたい。
結論から言えば、命占は、参考程度にしかならない。
命占一本で、商売している方もいるので、一概には言えないかもしれないが、自分が色々、勉強した限りでは、その人の傾向というか、概略をつかむのにはいいが、お客様のオリジナルの占いというには、ほど遠い。

理由は、簡単だ。
試しに、無料の命占のサイトで、自分の生年月日を入れてみると良い。
十中八九、全ての占術で、違う結果が出るだろう。
いい時期か、悪い時期かも、千差万別だ。
私の勉強不足かもしれないが、簡易な方法で、大きな差が出てる時点で、実用からは程遠い。

また、生まれた時刻、生まれた場所(GPS座標)を入れれば、より正確な命占の結果が出るが、究極的には、やはり参考程度にしかならない。
なぜなら、双子の場合を考えてみればいい。生まれた時刻は、分単位ぐらいの誤差で、生まれた場所は一緒。
似通った性格、同じような嗜好の双子は多いが、では、全く同じ人生を歩むかといえば、それは無い。

つまり、命占は、製品化して、サービスとして提供するには、そもそも、微妙なのだ。
マクドナルドの100円コーヒーのほうが余程、信頼性がある。

テストドライバーを生業としていた自分としては、市場に出す車は、一般の人誰もが、操作方法を理解して、乗れる状態でなくては、製品とは言えない。
一部の特殊なテストドライバーだけ乗れても、それは、製品とは言えない。

命占はそのぐらいのレベルだ。

さて、では命占をどう使うかだ。

1つ言える事は、1つだけの命占の結果で、一喜一憂しない事で、最低でも二つ以上の命占を試してみる事だ。

その二つの命占の結果で重なるところを、気にするといい。
理想は3つだろう。

3つの異なる占術で、悪い時期が重なったら、それは、本当に気にした方がいい。

私のサービスを購入しているお客様には、宿曜術と数秘術を提供しているが、宿曜術の「安・壊」の結果が出ると、恋愛は、酷い事が書かれているので、どう伝えるべきか、悩むのだが、そこで、数秘術も鑑定してみると、そんなに悪くなかったりする。

といった感じだ。

命占は、簡単に言うと、単なるデータの集積に近い。
端から端まで読んで、一語一句、気に病むことはない。

とりあえず、一回ざっと読んだら、一晩寝て、起きても頭に残ってるワードがあったら、それは気にした方がいい。

占いは、あくまで、直観が大事で、偶然を重視しないと、意味が無い。
ロジカルな世界ではないのだ。

人間に、膨大なデータ全てをインプットしてみたところで、答えは出ない。


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