待ってたよ

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家系図とご先祖調査のふることやです。
数あるブログの中から見つけて下さり、まことにありがとうございます。

 ご依頼者様からお聞きした言い伝えなどをもとに、とりあえず思い付く限りの資料に当たり尽くしたのに、一向にご先祖さまについての情報が出てこないということがあります。(むしろ、たいていの案件は、調査に取り掛かかってすぐの局面ではそれが普通です。)

 それが、あることがきっかけで調査の糸口が見つかって、その後はするするといろんな情報が出てくるという、私なりの小さなブレイクスルーが起こる瞬間があります。きっかけは、ご依頼者様からの「そういえば、.......とか聞いたことがあったような」という些細な一言だったり、「これには載ってないでしょ」と期待せずにたまたま開いた資料だったり、全く別の案件で目を通していた資料の中にあったりするのです。

 こういう瞬間は、「きた!」と声が出そうになるほど嬉しく、これがあるからやめられないと言ってもいいでしょう。“そんなに探してくれるんやったら出てきてやるわ”とまるで向こうの方からひょっこりと現れたみたいに...(情報が擬人化されるほど行き詰まっている証拠ですね)。白状しますと、もしあの時あの情報に出会えてなかったら...と後から冷や汗が出ることもしばしばです。

 もちろん先祖調査にもある程度の定石というか、基本的手法がありますが、それを踏んでいるのに行き詰まった時には、「これはどう考えても、見当違いの道を突き進んでるな」と気づいて、いかに早く本来の糸口を見つけるかが肝だとつくづく感じます。定石はあるけれど実際の調査過程は様々というのが、先祖調査の一筋縄でいかないところであり、面白いところでもあると思います。


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