なぜだかわからないけれど、ご先祖様のことが気になって

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こちらのブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
見つけて下さったあなたは、きっと歴史やご自身のルーツ・家系のいわれにご興味がおありの方ではないかと推察いたします。

若い頃は自分の目の前のこと、将来のことで精一杯、ご先祖様と言われても遠い昔のことで、お墓参りや法要の折、手を合わせることがあってもあまり我が事として受け止められなかった私「ふることや」が、どうしてこのようなサービスを始めるに至ったか、そのいきさつについて、少しお話ししたいと思います。

「戸籍集めをしてみて、親父のルーツがわかりました」
数年前、父を見送った後、相続の手続き一切を任せていた弟から、一通り終わったとLINEがありました。その最後の一文を見て、「ああ、いい加減やらなきゃ」という焦りにも似た気持ちを掻き立てられたのを今でもはっきりと覚えています。

子供の頃、うちの父はどういうわけか、時々、自分が生まれ育った家のことやら先祖の言い伝えらしきことやらを問わず語りする癖がありました。いつも上の空で聞き流していたので、私たちきょうだいともども断片的な内容しか憶えていないのが今でも悔やまれます。

時が経ち、先祖に少し興味が湧き始めて、一度訊いておこうと思うようになった時には、父は肺炎を拗らせて人工呼吸器とともに病床にありました。
かろうじて筆談は出来たので、ホワイトボードでやり取りし記憶の穴埋めを試みたものの、弱々しい筆跡から得られる情報は限られていました。
結果、父に直接訊ける機会はこれが最後となってしまいましたが、今思うに、父自身がその上の世代から伝え聞いていた内容も同じように断片的なものだったのかもしれません。

弟がどの程度「親父のルーツがわかった」のか、その時きくことはしませんでした。なぜなら、戸籍の情報から正確には「ルーツの入口」がわかったということだと直感したからです。
なぜだかわからないけれど、その入口が口を開けて私を招いている気がする…
ここから私の先祖探しの不思議な旅が始まったのです。


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