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リスク許容範囲内で取引を行うことの重要性
投資を行った際、取引が成功するか否かは誰にも予測できません。
自身が取引を行った後、その結果が気になり、チェックを繰り返すことは
自然な反応かもしれません。ポジション(未決済の取引)
に対する過剰な心配は、頻繁にスマートフォンで損益を確認したり、
最悪の場合、夜も眠れなくなるほどの精神的ストレスを引き起こす
ことがあります。

このような状態では、身体と心の両方が疲弊し、
取引を続けることが困難になります。

今回は取引後に心の平穏を保ち、安定した取引生活を送るための
アプローチについて解説します。
チャートを絶え間なく確認する行動の背景には、
「過剰な投資額」があります。

投資額が自身の許容範囲を超えてしまうと、
取引の成果に対する過剰な関心が生まれ、
結果としてチャートの画面から目が離せなくなります。

この状態では、利益を追求しようとするあまり、価格の下落に反して
追加購入(平均取得価格を下げ、後の上昇でも利益を出しやすくする
戦略ですが、価格がさらに下がるリスクも伴います)を試み、
予期せぬ市場の動きによっては、かえって利益を得るチャンス
を逃すことになりかねません。

そのためには、「損しても心配にならない額での取引」を
心がけることが肝要です。
先に述べた通り、損切りを投資資金の1%に設定すること
を推奨していますが、もし1%が自身にとって重荷となり心配事の
原因になる場合は、0.5%に調整するのも一つの手段です。

投資額に対する感覚は人それぞれ異なりますので、
自分自身が安心して取引できる範囲を見つけることが大切です。
「リスクを下げたら収益も少なくなるのでは?」という疑問が
あるかもしれませんが、初期段階ではそれでも問題ありません。

まず重要なのは、自分がストレスを感じずに
取引できる投資額でトレードルールを身につけることです。

その後、自信がついたら徐々にリスクの許容範囲を広げていくのが
良いでしょう。勝つ自信が持てるようになれば、自然とリスク
を取っても気にならなくなります。

スキルを向上させつつ、段階的にリスクを増やしていくことをお勧めします。
投資金額を減らしてもなおチャートを気にしてしまう方へ、
別の提案をします。
それは、「エントリーの根拠となった時間足に基づいてチャートを見る」
という方法です。
たとえば、1時間足を基準にエントリーした場合は、1時間ごとに形成される
ローソク足が確定するタイミングでのみチェックするという
ルールを設けます。

4時間足を使用する場合は、4時間ごとにチェックします。
厳格なルールを設けるより精神的負担が少なく、守りやすいでしょう。
トレードを行う本来の目的は、「生活を豊かにすること」にあります。

一日中スマートフォンで損益を確認したり、長時間チャートと
にらめっこするような疲弊する生活を本当に幸せだと感じるでしょうか?

トレードをする理由は、決して苦労をするためではありません。
もう一度、トレードを始めた当初の目的を思い出すことで、
チャートを見続ける行為が自然と減っていくはずです。

ストレスを感じずに済む方法をトレード生活に取り入れ、
心地よく取引を行う工夫をしてみてください。

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