100万人の速読術⑤:「本主体」だと労多くして実り少なし

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 「読書」と言えば、「本に書いてあることを正しく理解すること」「作者の言わんとすることを客観的論理的に把握すること」などと思いがちですが、そうである限り、「読書」は「受動的」な行為となり、理解出来ないこと、思うように読み進まないこともしばしば生じることとなります。実は「1冊の書物から1つの貴重な情報が得られれば良しとすべし」で、作者の意見や思想を100%理解する必要などどこにも無いのです。もしも「書いてある内容がさっぱり分からない」とすれば、「作者が誰にでも分かる表現で書ける能力が無い(実はこのことについて作者も本当は分かっていない)」か、あるいは「今の自分ではここに書いてある内容を理解する能力が無い(従って、時が熟すまでは見たって時間の無駄)」ということになり、そこにいつまでもこだわる必要が無いのです。

【ポイント】「読書」は本に合わせた受動的行為ではなく、読み手の「問題意識」に合わせた能動的行為である。
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