数えると傾聴本7冊目となる今回。
根本浩幸監修「心理カウンセラーが教える「聞く」技術」を読みました。
PART1
「来談者中心療法」を提唱したアメリカの心理学者C・R・ロジャーズは、カウンセラーの条件として以下の3点を挙げました。
・自己一致…カウンセラーが自分の気持ちを偽らず、心の状態を常に把握すること
・無条件の肯定的配慮…良いことも悪いこともそのまま受け止める
・共感的理解…自分のことのように共感しながら話を聞き、同時にその姿勢が相手にも伝わるようにする
そして、カウンセラーはクライアント自らが答えを見つけるよう働きかけ、心=自律性の回復を目指すのです。
PART2
アクティブリスニング(積極的傾聴)…「もっと話したい」と思うような聞き方
非言語(ノンバーバル)コミュニケーション
・視線
・姿勢・体の向き・しぐさ
・表情
・声の質・トーン
・スキンシップ
言語(バーバル)コミュニケーション
・相づち
・共感・繰り返し
・オープンクエスチョン
PART3
EQ(情動指数、心の知能指数)の高い人=聞く能力が高い人
「話を聞く」ということはどういうことか
聞き手ができるのは、話を聞いて話し手が自信を取り戻し、「自己効力感」を得て自ら決断できるようになるまでのサポート。
単行本にしては190ページほどと容量が少なく、サクッと読めるものです。
5章立てとなっておりますが、4・5章目は「話す」ことについてなので、読みましたがここでのご紹介は割愛させていただきます。
ほかの本より薄いのに大事なことがギュッと凝縮されていましたので、分厚い本が苦手な方は最初の一冊におすすめです。
また、根本裕幸さんの著書はkindleunlimitedやAudibleにも複数ありましたので、そちらもオススメです。
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心理セラピストtakashi
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