優しい氣持ちの招待状をいつでも持っている人

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森のようちえんに息子を早お迎えに行きました。

早帰りの理由は無いのですが、朝「早帰りがいい」と言い張りました。それに加えて、朝送りの時に、思い違いが重なって涙の別れになったのは早お迎えの理由となりました。


お迎えに行くと子どもたちが楽しそうに遊んでいたので、なんとなくゆっくりと近づいてみました。息子は氣づかない風で、ハルジオンの花束を持って歩き回っていました。


だいぶ近づいた頃
「もう帰ろっと!」
息子の一言。


意思表示が明確でした。
朝は心配していた機嫌はすっかり解消されていました。


私にハルジオンを渡してくれ「これお墓参りに使おう。あそこでいっぱい取ったよ」。

うんうん、確かにお墓にお供えするにはいい長さと固さです。
優しい氣持ちを真っ直ぐに感じました。


帰り道に二人でお墓に寄りました。


義理の父と母が眠っている、まだ新しいお墓です。

小雨が降り始めていました。

雑草をお供えするのは初めてです。
けれど、息子の素晴らしい提案をそのまま叶えたいと思いました。

前回お供えした枯れかけた菊たちはそのままに、水を変えてハルジオンを添えました。


いい感じです。



「お墓にこの花をお供えしたい」とひらめき
お母さんと一緒に叶えた息子。
その行き帰りもイメージが湧いてくるようで
「今日は○○いないね」
「これで草刈りしよう」
「これは花だから切らない」
などたくさんお話をしてくれました。


幼児期には遊びと生活の境界線はまだありません。
空想と現実を自由に行ったり来たりしています。


幼児といる時、時間に少し余裕を作ることができたら、子どもと一緒に“空想の世界と地続きの現実”を楽しむ事ができます。彼らにとってはお人形も大切なお友だちです。


子ども達は遊びの世界への招待状をいつでも持っています。
「一緒に空想の世界を楽しもうよ!」と。

空想を楽しむと日常生活は鮮やかになります。

人間は見えない力に大きな影響を受けています。

少しの工夫で一日の体感は激変します。

私は、穏やかな波打ち際を思い浮かべるのが大好きな空想の一つです。


忙しい時間と時間の間ですら、空想は、疲れた思考に瞬時に輝きを取り戻し、氣分転換をも可能にします。


おとなにも空想の宝箱はちゃんとあります。
大事にしまわわれた宝箱は、見つけられるのを待っています。
優しく蓋が開けられるのをいつでも待っています
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