なぜあの人は意地悪なの?

記事
コラム
職場の人間関係。
それぞれが協力し合い、業務をこなしていけるなら良いのですが、パワハラ、セクハラなど不快なことをしてくる人がいる職場は、辛いものがありますね。
ここ数年でパワハラなどへの対処については行政も力を入れるようになってきましたが、厄介なのはチクチクと意地悪を言ったり、イヤガラセをするタイプ。

他の人がいるところではいい人の顔。
しかし陰では嫌味を言う、人格否定をしてくる、重箱の隅をつつくようにどうでもいいことで文句を連ねる。
爆発寸前で産業医や上司に相談したら....
「誠実に接すれば相手が変わってくるはず」
「大人なのだから我慢も必要」
「人事に相談して部署を異動」
場合によっては
「被害妄想じゃないの?」
「あなたにも気を付けるべき点があるのでは?」
と、辛辣な言葉をかけられたり。
「いや、それで片づくなら悩みませんよ」
誠実に接したり、優しくしたら、もっと意地悪されるようになった。
我慢にも限界がある。
そもそも異動する部署がない。
悩んでいるところに、「あなたにも責任がある」は傷に塩をぬられるようなもの。

他人を傷つけて喜ぶことをシャーデンフロイデといいます。
ドイツ語のSchaden=損害とFreude=喜び、が組み合わさったものですが、相反するような言葉がミックスしたこのネーミング。
怖い感じがしますが、そういう心理は確かに存在します。
なぜシャーデンフロイデという怪物が生まれるのか。
要因は様々ですが、多くは正義感や承認欲求、コンプレックス、嫉妬心などが暴走したもの。
これは本人以外に止められません。

「解決方法がないの?」
「このまま我慢し続けるしかないの?」
とがっかりしないでください。
シャーデンフロイデが暴れるのは、相手が反応したとき。
困った顔をする、うろたえる、弁明する、落ち込む....
ここに共通するのはネガティブな反応。
一番の策はポーカーフェイス。
何ならニッコリ笑って「教えていただき有難うございます」
ポーカーフェイスや笑顔はシャーデンフロイデの怪物にとっては美味しくない表情です。
いえ、不気味でさえあるでしょう。

「え?ここは困るところでしょ?え?え?」となるわけです。
思い通りの反応をしてくれないので、どんどん攻撃してくるでしょうが、体勢を崩さずポーカーフェイか笑顔を貫いてください。
シャーデンフロイデの怪物が現れたら仮面を被るイメージをするのもいいでしょう。
縁日に屋台で売っている戦隊モノのお面、能面もなかなかです。
変身するイメージをしてください。
怪物がぶつけてきたネガティブ波動を避けることが出来ます。
相手は困った表情という好物が貰えないので、別のターゲットを探しに行きます。
場合によっては暴れがいのある職場を求めて転職してくれるかもしれません。

プライベートでは一緒にいて楽しい、本音で話せる人と過ごしましょう。
たくさん笑う、喜ぶ、は傷ついた心を癒します。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す