【 秋夜のもっと涼しくなる話・3rd 】nonfiction
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コラム
怖い話というわけではないのですが、不思議な話として綴ります。
前回と同じ、長屋の2Kに住んでいた頃。
2階のとある部屋に女性の老人が単身で住んでいました。
アパートの前には、車の入れない庭があり、そこで遊んでいると
喪服の人たちがチラホラと。
そう、2階のおばあさん、亡くなったんです。
お袋が不思議なことを言ったんです。
「あ~そうだったのか、だからだね。」
「昨日ね、おばあちゃん、庭の掃除をしていたんだよ。
とてもきれいにしていたよ。」
そんな姿、見たことないのに珍しいねって思ったと。
お袋曰く、自分の死期を気づいたのか、整理をしていたんだと。
※カバー画像はすべて、私の撮影したものです。
他の画像も見て頂ければ、幸いで御座います。