今回はHP(ホームページ)のドメインについてお話しします。
ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。ホームページアドレスのaaa.comやaaa.co.jpにあたる部分です。これらは各アドレスに固有のものですので、これによって他のものと識別できるわけです。
ところで、事業の内容が少し変わったのでドメインを変更したいと思っているが大丈夫か?という経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな疑問を持たれる方に向けて簡単にドメインを変更した場合の考え方についてポイントを紹介します。
ドメインを変更することによる影響
ドメインを変更する場合考えられる影響の例は以下の通りです。
・ドメインパワーの影響低下
・ユーザーへのわかりやすさ
・変更の手間、周知の手間
等が考えられます。
この中で特に「ドメインパワーの影響低下」がSEO的に最も懸念される項目でしょう。
パターン①:事業内容が全く変わる場合
「ドメインパワー」とはドメインのパワー、すなわちドメインの持っている力です。このドメインパワーが高いほどSEO的に評価されやすく、検索においても上位表示される可能性が高まります。
事業内容が全く変わる場合、ドメインパワーの影響力を考慮したとしてもドメインの変更をした方が良いでしょう。
aaa-fudousanがaaa-restaurantになったら、ユーザーからの印象は全く異なるでしょう。
この場合、ユーザーへのわかりやすさと言う観点からドメインの切り替えをおすすめします。
パターン②:軽微な変更
例えば、「〇〇学習塾」が「〇〇スクール」に名称や事業変更になった場合などです。
提供しているサービスが学生向けの勉強を教える教育サービスというカテゴリですので、ドメインがmarumaru-juku.comのままであったとしてもそれほど大きく影響はないでしょう。
この場合、ドメインパワーを維持するためにドメイン(サイトアドレス)をそのままにするという選択肢は考えられます。
SEOへの影響
とはいえ、新ドメインになったとしても以前ほどの影響はないと言われています。古いコンテンツのまま単純に維持しているよりも、最新のコンテンツがより充実しているサイトの方に検索エンジンも評価を与えるからです。
従って、多少の影響があったにせよドメイン移行後にブログ更新などコンテンツをコツコツ追加していくとgoogleの評価も上がっていくでしょう。
変更後の対策
技術的な話になりますが、仮にドメインを移行した場合301リダイレクトという設定をすることをおすすめします。
旧ページから新ページに遷移することで、旧ページのドメインパワーを一定程度引き継ぐことが可能です。
まとめ
ドメイン変更をしたら、ドメインパワーがもったいないのでは?と考えるのは当然でしょう。しかし、影響を考えて判断すればそれほどやっかいな話でもありません。
今回の記事を参考に、ご自身でもより深く調べられて情報収集していただければより知識が身につくでしょう。