HP(ホームページ)をある程度長く運営していると「そろそろデザインも古くなったしリニューアルしたほうが良いのかな…」とお考えの個人事業主や中小企業経営者もいらっしゃるでしょう。
確かにリリースから10年近く経つとデザインも古臭く見えるかもしれません。しかし、まだ数年であればデザインが極端に古臭いわけでもないでしょう。
HP(ホームページ)運営の主な目的は①集客・問い合わせ獲得②ブランド構築でしょう。
①の場合は特にリニューアルする前に、チェックポイントを確認することで状況が改善できるかもしれません。
今回はHP(ホームページ)リニューアルの前にチェックすべきポイントについてお話しします。
コンテンツの順序は適切か?
コンテンツの順序はとても重要です。
お客様は上から順番にHP(ホームページ)やLP(ランディングページ)を見ていきます。ですので、興味がないコンテンツやセクションがあれば離脱してしまいます。
LP(ランディングページ)の場合はより重要です。論理的に構成された順序で作っていかないとコンバージョンにはつながらないでしょう。
自分のページがどこまで読まれたかということを視覚的に確認できるツールとしてヒートマップがあります。このヒートマップを活用すると、どのセクションのコンテンツがボトルネックになっているか簡単に確認できます。
無料のものもいくつかあります。無料でおすすめはマイクロソフトの「Clality」というWebアプリです。マイクロソフトが開発した、無料とは思えない高機能なヒートマップツールです。
お客様が読みたいコンテンツを順番に並べましょう。
お客様目線になっているか?
意外と多い「弊社は~」「私たちは~」のオンパレード…。
ゼロにする必要はありませんが、お客様にとってはもしかしたら「ウザい」かもしれません。
人間は結局自分自身にしか関心がありません。自分にとって役に立つ情報か、自己重要感を満たしてくれるか、という意識で商品やサービスを探しています。
ですので、「弊社は~」とくるなら「だから、あなたのお役にこのように立てます」という「あなた」目線がないとユーザーにメリットを感じてもらえません。
セールスレターやHP(ホームページ)・LP(ランディングページ)のライティングをする際は主語は常に「You」であることを意識しましょう。
EFO対策
EFOと言われてもピンとこないかもしれません。Entry Form Optimizationの略で「問い合わせフォームの最適化」を意味します。
せっかく申し込み直前のステップまで来てくれたのに、以外にも数十%のユーザーは離脱してしまいます。
主な原因は以下の通りです。
・長い
・入力しずらい
・面倒
・登録するメリットを感じない
と言ったところです。
ガッチリグリップした状態での反響が欲しくて、フォームでいろいろ聞いてしまっている場合があります。必ずしも×ではありませんが、基本的に面倒です。
また、UIを見ても郵便番号を入れて住所がでてこないなどは使い勝手が良いと言えないでしょう。
あるいはオファーが弱いパターンです。
フォームのあいさつ文を軽く感じているケースがあります。確実にコンバージョンに至るためには最後の一押しが必要です。
では、対策をどうすればよいかというとこれらの逆をすればよいわけです。
・シンプルな入力項目
・入力が簡単で、項目が明確(ガイドしてくれる)
・登録するメリットが明確
なフォームをつくることを心がけましょう。
まとめ
以上、HP(ホームページ)をリニューアルする前のチェックポイントを3つお伝えしました。
これらの項目が改善されていないと、そもそもデザインをリニューアルしても状況はさほど変わらないでしょう。
HP(ホームページ)やLP(ランディングページ)の本質的な課題を知って、リニューアル可否だけでなく、ページの有効性を高めましょう。