誰かのために、生きるな。

記事
学び
とても優しい貴方のために。
自分よりも誰かのことを優先してあげる貴方のために。
そして、いつかの私へ。



#大切にしている教え

人生における、大切にしている教え。
何年も前ですが、深くゆっくりと私の軸になってくれています。

誰かのために、生きていたら

高校生の頃の私には、自分というものがありませんでした。
いじめられていたわけではありません。
ただ、とっても「イイコ」だったのです。

親に怒られたくなくて、友達に嫌われたくなくて、
表でいかに明るく振舞っていても、心の中ではいつも何かを怖がって恐れて
無意識に常にだれかの顔色を伺ってしまうような、
そんな女の子でした。

自分のすることで誰かが喜んでくれるならいい。
親や友達が上機嫌でいてくれたらホッとするから、それでいい。
当時は本気でそう思っていました、なんの疑問もなく。
「私といれば心地がいいでしょう、だから、私にこの居場所を頂戴ね。」
といわんばかりでした。

自分の声が消えていった

誰かと意見がぴったり合うなら、なんの問題もなかったでしょう。
ですが、自分と同じ人はいません。
なぜいないのでしょうね、この世にはごまんと人間がいるのにね。
私は、色んな人と関わって自分を見つけるためかな?と思っています。
話が逸れてしまいましたね(笑)

時は遡り、高校3年の夏。
勉強に本腰をいれるべき最大の鬼門の時期にも関わらず、
私は人生の大きな壁にぶつかりました。中々成績も思うように伸びない中、諸事情で夏も部活に残って出てくれないかと言われたのです。
部員や顧問の期待に応えるか、それを振り切って自分の勉強を優先すべきか。
周囲に相談するや否や、地獄が始まります。
「貴方ならできるよ!」と言われ、はたまた親からは「土下座でもなんでもするから辞めてくれ」と猛反対され…。
両者意見が真っ二つです。どちらにもいい顔はできない状況になり、
私は本当に自分がどういう選択をするべきか、わからなくなりました。

いじめは、いけないことだと知っていますか?

いじめは、いけないことです。
誰かを傷つけたりしては、いけませんと誰もが誰かに教わりますね。
当然、貴方も知っておられることでしょう。
でも、自分の心を大切にしてね。
自分のやりたいことや言いたいことを我慢しないで表現してね。
貴方は「自分もいじめてはいけない」と教わりましたか?
それとも、当たり前のようにそう思えていましたか?
当時の私はその考え方が全くできなかった。
自分の人生を、誰かのために生きていた。
そうして自分の声が聞こえなくなるほど、知らぬ間に心をいじめ続けた結果
遂に心の傷は体を蝕み、胃潰瘍寸前に陥りました。

「誰かのため」を理由にしてはいけないよ

ある先生が教えてくれました。
誰かのために何かをしてあげようと思う心は、とても素晴らしいものだよ。
だけどね、それは注意と覚悟が必要なの。
その誰かが、「別にいらないよ。」と言ったとしてね、
「それでもやってあげたい」と思うなら、やってあげなさい。
だけど、「じゃあいいか」と思うなら、それはやめておきなさい。

他人へ尽くすことがアタリマエに思っていました。
私は優しくていい子なんだと自分で思っていました。
だけど、何か不満に思うことがあった時、
これだけしてあげたのに」「こうなったのは誰々のせいだし」
と人のせいにして、拗ねたり不機嫌をあらわにしていたのです。

私って、いい子じゃなくて悪い子だったのかもしれない。


人のことを考えられる、やさしい貴方へ

これまで貴方は一生懸命、他人や周囲のことを考えてきたのですから。
大丈夫。
もう、貴方は十分に人の痛みや気持ちがわかるはずです。
これからは、貴方の気持ちをまず第一に考えてみてください。

最初は行動に移せなくてもいいんです。
まずはちょっと立ち止まって、自分の感情を認めてあげて下さい。
あ、今「もやっ」としたな。とかね。
そんなんでいいんですよ。
繰り返していくと、はっきりわかるようになりますから。

自分の声を聞けるようになったら、本当に優しくなれます。
自分にも、他人にも。
たくさん、ご自愛ください。

読んでくださって、ありがとうございました💓
それでは。

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