沢田研二&菅田将暉W主演の"キネマの神様"を観た感想

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皆さんこんにちは!路上で100人の悩みを聞いた男のコウヘイです。皆さんは映画はお好きでしょうか?
僕は映画無しでは人生を生きられないと思ってしまうほどの男です。今回はそんな映画に魅せられた男たちの人間ドラマ"キネマの神様"について語っていこうと思います。

●沢田研二の汚れっぷりが最高
今作で沢田研二が演じるのはかつては映画監督を志していたが挫折をして酒とギャンブルに溺れているクソ親父。こんなダーティな役ではありますが、沢田研二は見事に演じきっていました。

特に自身が賭けていた馬が負けてしまい、仕事中に悔しがって地団駄を踏むシーンは「こんな親父、競馬場の前によく居るよなぁ」と思ってしまうほどです。

しかし流石スターの沢田研二、みっともない声の中にもどこか気品がある感じで"憎みきれないろくでなし"をしっかりと体現してくれていると思いました。

●菅田将暉が爽やかすぎた
菅田将暉が演じるのは沢田研二が演じるクソ親父の青年時代。しかしこの菅田将暉が演じる青年にはあまり毒気を感じることはできませんでした。

競馬や麻雀など賭け事が好きな不良だと口では自称していますが、実際にギャンブルに興じるシーンも無いので真面目な映画青年にしか見えません。

青年時代と老年期で時間が経っているとはいえ、現代の沢田研二と菅田将暉がどうもつながっているように感じなかったのは残念でした。

●永野芽郁が演じるヒロインが都合良すぎる問題
個人的には永野芽郁が演じるヒロインが都合が良すぎて現代人からすると違和感を感じた。このヒロインは菅田将暉演じる青年に恋をしているのだが、彼に対して献身的すぎると思う。

劇中で菅田将暉演じる青年が映画監督を挫折する場面があるのだが、個人的にはこんな理由で辞めてしまうのかとビックリしてしまった。しかしそんな青年に永野芽郁は付いていくと決めるです。

現代の女性だったらこんな弱メンタルな男に付いていく人はいないと思う。だけどこれは山田洋次監督が求める昭和の理想の女性像だと思うとまぁ納得はできるのではないでしょうか。

●終わりに
なんやかんや言ってきましたが、私はこの映画を結構楽しめた。やはり沢田研二という男はクソ親父を演じても圧倒的な存在感を見せてくる稀代なスターなのだと実感したのです。役者としての沢田研二をもっと掘ってみたい思いました。




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