幼少期の父親との確執のお話

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こんにちは!路上で100人の悩みを聞いたアラサー男子のコウヘイです。皆さんは家族仲は良いですか?私は現在、家族とそれなりに良好な関係を保てていますが昔はちょっと違いました。今回は私と父との確執について語っていこうと思いますので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。

私は幼少期に父親にモトクロスをやらされていました。モトクロスというのは土のコースでバイクレースする競技です。父は子供が出来たらモトクロスをやらせたかったらしく、長男である私は物心がついて自転車に乗れるようになったと同時にバイクにまたがっていました。

しかし私は性格上バイクレースというものに向いていなく、毎週末にコースに向かうことが億劫で仕方ありませんでした。幼少期ながら緊張のあまりにお手洗いで嘔吐をしてコースに向かっていたことを覚えています。

また私の走りが良くないと父からよく折檻をされていました。私は心の中で「自分から乗りたいと言ったわけではないのに」と不満と行き場の無い怒りを募らせていたのです。

また後からモトクロスを始めた弟は私よりも要領が良くタイムを伸ばしていくので、小学生ながら私は劣等感でいつもどこかに消えてしまいたいと思うようになったのです。

そしてある週末、モトクロスの練習中に私は転倒をしました。そしてそのまま後続のバイクに轢かれて私は肩を骨折してしまったのです。当時小6の私はこの痛みに耐えることができずに気を失ってしまいました。

目を覚ますと病室で涙ぐんでいる家族が居ました。そのときに周りから「もうモトクロスは辞めても良い」と言ってもらえたのです。

私は「ようやく解放される...」という安堵の気持ちと父の期待に応えられなかった罪悪感で頭が混乱しました。消灯した暗闇の病室でぼんやりと眺めた天井を今でも忘れることはできません。

●終わりに
私はこの経験から結婚をして子供を持つことが怖くなってしまいました。私はのエゴが子供を苦しめてしまうかもしれないと思うと、怖くなってしまうのです。子供は大人の道具ではありません。子供たちが歩みたい道を大人が全力で応援するような社会であってほしいものです。



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