「それはオオカミですか?」「いいえクマです」

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コラム
(注意・以前いった美容院での話なのですが、明日こちらにまた髪を切りにいくのでその思い出がてら引っ張ってきた話&明日髪切って免許写真とって、週明け免許更新して、やっとココナラの本人登録ができる――という前段階の話であり、あとブログ投稿で、電話サービスを出品したときに人となりを知ってもらえてたら掛けるほうも気楽かな、と思っての投稿をしてます。知らないひとに電話はハードル高いですしね……)


(注意2・……打ち終わって戻ってきたんですが、ただの活字オタクになってました)


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2023年9月。
本当は夏場に切りたかった髪を9月に入ってから切りました。
正直夏真っ只中のときに切りたかったけれど、暑くて外を出歩く気力がなかったため、9月になってしまいました。
遅ればせながらではあるものの、頭が軽くなってラクになりました。シャンプー&コンディショナーも1プッシュでいけてとても経済的。


ちなみに美容院はご近所と都心部の2箇所を1年に1回ずつ巡ってます。つまりに髪を切るのは半年に1回ペース。
今回いったのは都心部のほうでした。
去年の7月末に初めていって、気に入ったので今回2回目の訪問です。
2回目だし、そんな憶えていないだろうなと思っていたら、去年話してた内容を憶えられていて「あ~!あのときの!」と言われ、ビビりました。普通に恥ずかしい。

ちなみに自分が話した内容はというと、

自 分「……目の前の鏡に映っていてすごく気になって仕方ないんですが……後ろのほうで別のお客さんをカットされてる男性美容師さん、まるでサーフィン帰りみたいですね??? 足めっちゃツルツルなのがずっと映ってて、すごい気になって」

美容師さん「今は夏ですけど、あの方、冬でも短パンなんですよwww


マジか。冬でも短パン。Σ( ºωº )
あんなサーフィン帰りみたいな恰好を冬にも? ……世の中面白いひとがいっぱいだなあと思った瞬間でした。
冬にきてぜひ確認してください。って笑いながら言われたのを憶えてます。まあ、言われて行ったのまた夏だったんですが。(ローテーション)

そして3回目となる今回は、目立たず、静かに、大人しく平凡な客として訪問したかったのに、順番待ちをしていたらおもむろに目の前でお店に飾るのであろうオブジェクトの設置が始まり――と同時に、自分のなかでも「これは一体何だろう?」のシンキングタイムも始まってしまいました。

針金で作られた模造アート。
設置しながら首を傾げるオーナーらしき男性。
それを真横から見つめ考え続ける自分。

どうやらこれでいいか。という感じになり、振り返って一言。

オーナー「どうですか?これ」
自分「(えっ、こっち振る!?)あ……犬……いや……オオカミ、ですか?」
オーナー「あっ……クマです……」

自「…………」
オ「…………」

いえ最初は!
最初はクマだと――クマだと思ったんです……!!

でも横から見るとオオカミにも見えて……とか言い訳がましいことをそのあと慌てて言い返してました。
ちょっと切なそうなオーナーがいました。

だけどそのあと髪を切ってくれた美容師さんにそんな針金アートについて喋っていたら「えっ、あれクマだったんですか!?」ってすごいびっくり返されたので、芸術は常に爆発してるんだなって思いました。
アートって難しいね……。
ちなみに「芸術は爆発だ!」の名言は1981年放映のテレビCMにて、岡本太郎氏の放ったフレーズだそうです。
ビデオカセットの録画品質を宣伝するためのものが、言葉のインパクトにおされ、内容を置いて人々の記憶に残ったものとなったようです。5年後の86年には「新語・流行語大賞」の受賞もしてます。
そこから更に現代の自分まで、人づてに聞いて知っているので、心に残るフレーズというのは時代を超えるんだなあとしみじみ思いました。思わず語源の発生まで調べてしまう始末。よければ豆知識にどうぞ。


そんなこんなありつつ、そのあと美容師さんがまさかの活字好きな方だったので、当時読み終えたばかりの十二国記シリーズ(著:小野不由美)を熱烈にプッシュしておきました。名前は知っているけれど読んだことはない、と言っていたので。

今からなら18年も待たずに止まっていた長編の続きがすぐ読めますよ! 
と、推しておきました。羨ましすぎて本当にやばい。
十二国記は活字好き、物語好き、ならば読んで損のない、読むべき本だと思います。こんな壮大な物語が読める時代に、人として生まれてきて良かった!ってレベルで読み応えがあります。
合い言葉は【ネズミが出てくるまで頑張って!】
ブログにかこつけてグイグイ促進しておきます。
個人的に十二国記も時代を超えて多くの人の記憶に残ってほしいと思います。
最近も新たにこの物語を読み始めたご新規さんの感想を、多くの既読者たちが微笑みながら見守っていました。ネズミが出てきたとき、見守っていた大部分のひとが拍手したと思います。がんばったね、と。(ここで察するひとはとても勘がよい)


という感じで――明日の訪問時、その美容師さんが読まれているか否かを楽しみに、確認がてら美容院にいってこようと思います。
趣味嗜好ツッコミの入り組んだブログ、ここまで読んで下さり、ありがとうございました。途中から自分でも「これは……」となりましたが、打っててとても楽しかったです!

(そして注意2に戻る)

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