私がずっと気になっていること

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滅亡のシナリオというトンデモ本を読んだことがある人はいるでしょうか?かなり古い本ですが、この本は川尻徹という精神科医が書いた本です。後半部分は妄想力全開で、ある意味ここまで突き抜けていると爽快感さえ覚えます。でもヒトラーのベルリンのバンカーでの私生活や身体的特徴。更には2人のダブル、つまり影武者の存在を写真で言い当てるなど、なかなか読ませるものがありました。でも一番気になるのは冒頭に出てきた1952年にベルリンで撮られたとされる男の写真です。表向きはヒトラーの兄ということになっていますが、彼は梅毒で亡くなったと聞いているし、別人なのは明らかです。作者はヒトラーだと断定していますが、10代に読んだ頃は納得しましたが、50代の私にはどうも違う気がするのです。というのもベルリンのバンカーは衛生状態が極めて悪く、ヒトラーはやぶ医者のモレルに薬漬けにされていたという説があるほどです。その真偽はさておき、この写真の人物は60代くらいでしょうか?ヒトラーだと62歳か63歳ですから年齢的には合いますが、血色がよすぎるように思うのです。FBIの情報公開でヒトラーは南米に逃亡したことが明らかになりましたが、どうして冷戦中のベルリンに舞い戻ったのかが謎です。おそらくはヒトラーの血族の誰かでしょう。気品があり、まるでプロシア貴族です。生まれついての貴族の顔です。育ちの良さがにじみ出ていてロマンスグレイという言葉がぴったりきます。次に大学病院勤務の医師を長年装っていた男がいました。何かの本で読んだのですが、最後に奥さんにばれるわけです。その男は自分の素性を明らかにするつもりだったのか、原稿用紙に何十枚か自分のことを書きましたが、最後まで奥さんに素性を明かさなかったそうです。この人は一体どうやって生計を立てていたのでしょうか?結局この人の正体は謎のままです。最後に関西の建設現場で働く人たちの寮で起きたとされる殺傷事件の裁判の記事が興味深かったですね。1人死亡で1人重傷。でも亡くなった人の身元がいまだにわからないというのです。亡くなった被害者の身元は不明でも重症の被害者は身元がわかるから公判を維持できるのでしょうか?この男は事件当時60歳くらい。本人は和歌山出身で子供が1人いると言っておったようですが、調べてみると該当者がいないそうです。おそらくは人に言えない悪事に手を染めてしまい、身元を隠して逃亡生活を続けておったんでしょう。最後の最後に別の形で過去のつけを払う形になったのではないでしょうか。
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