世の中の教えが残念すぎる件について

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金は天下の回り物という格言があります。これは芸人の有吉さんがバッサリと著書の中で切り捨てています。彼のファンではありませんが全く同感です。彼はそんな妄言よりもまず貯金しろと言っているのですが、古い本なので今でいうとまず資産を作れとか、そういう趣旨でしょう。全くもってその通りです。私が最も嫌いな言葉に縁を大切にというのがありますが、これも間違いです。こんな妄言をうのみにしてはいけません。古代中国に孔子という人がいました。この人は諸国を弟子たちとともに遍歴し、その国の王に政治の理想を説くのですが、なかなかまともに聞いてくれる人がいなかったのでしょう。その苦労も並大抵のものではなかったに違いなく、彼の教えは極めてシンプルです。まともな人とそうでない奴を区別して接すること。ただそれだけです。いやもちろん他にもいろいろあるのですが、これが一番大切だし、しっくりきます。縁といっても良縁と悪縁があるのにこれらをごっちゃにしてどうするのか。悪縁ほど厄介でしぶといものはありません。悪縁はまずぶった切ることです。あなたが大切にすべきは良縁だけです。そして悪縁は我が身を滅ぼすだけです。悪縁は滅ぼし、良縁を大切に。まともな人だけを大切にすればいいのです。裏を返せば、ずれた人には合わせず、妄言をうのみにせず、距離を取ることです。人との距離感で言うなら悪縁とは距離を置き、良縁とは親密になることです。信じる者は救われる。これも私の大嫌いな言葉です。まず救われません。私がスピリチュアルなるものに全く無関心なのは彼らが言っていることがそもそも全く意味不明だからというのがまずあるし、しかも幸せを押し付けてくる
姿勢がエセ宗教の奴らと何ら変わらないと感じているからにほかなりません。最近、自分探しという言葉を聞かなくなって久しいですが、中身スカスカの自分に出会うことに何の意味があるのか、私にはさっぱりわからないのです。自分が充実してさえおれば、自分探しなどに興味が湧くはずないですからね。幸せほど実体のないものはなく、押し売りする奴らをまず信用しないことです。妄言を吐く奴らが世間知らずというのもあるのでしょうが、知性や教養の持ち主が激減したのもあるのでしょうが、信じる者が救われないのはもはやそんな時代ではないということです。信じるに値するものが今の日本にあるのか。私はないし、疑うことが正義だと思います。今の日本があまりにも残念すぎて、これまでの教えが陳腐化しているのは確かだし、これからもそうでしょう。
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