先日京都の北野天満宮の梅のライトアップのニュースを見て、いよいよ春が来るなって感じました🌸
こんにちは、寒いの苦手な現役獣医師のホシ⭐︎です!
本日は春と言えば、予防の季節!
春の動物病院は大忙し❗️
一年の中で繁忙期とされている季節であり、特にワンちゃんの予防のため多くの飼い主さんたちが動物病院へ来られます🏥 🐕🏃💨
春の予防といえば、ノミダニの予防、狂犬病の予防接種、
そしてもう一つ、フィラリア症の予防があります💡
沢山の予防があり飼い主さんの中にはこんがらがってる人も多いはず!
本日はフィラリア症についてお話しします!
字の通り、糸状の細長い寄生虫で、幼虫は顕微鏡で見ないとわからないサイズですが、成虫になるとなんと30cmの長さにまで成長します!Σ🙄
フィラリア症って犬のイメージが強いと思いますが、猫ちゃんやフェレットにも寄生するので要注意!
さぁ、そんなフィラリアが愛するペットに寄生すると、どんな症状が出てしまうのでしょうか?
蚊によって運ばれたフィラリアの幼虫は動物の体内に侵入し、最終心臓や肺動脈に寄生します。
そのため、いわゆる心臓病のような症状が出ます🫀☠️
元気食欲がない
乾いた咳をする
呼吸がしんどそう
痩せてるのにお腹が膨らんでる(=腹水の貯留)
赤みを帯びた尿をする
フィラリアに寄生した犬は外科的に成虫を摘出したり、数年かけて内科治療により駆虫して、治療しなければなりません。
飼い主さんの経済的なご負担も大きくなり、そして何より感染したペットに大きな負担をかけてしまいます😭💦
フィラリアは予防薬を飲むことにより、ほぼ100%予防できるとされています。
それなら予防する以外の選択肢はないですよね!
フィラリア症の予防薬はめちゃくちゃ沢山あり、正直私は全部は把握できておりません🙄
なので今回ご紹介するものは私自身が使用したことのある予防薬といたします。
これが全てではないので、ご了承くださいませ🙇
ざっくり分けて経口薬と塗布剤と分けられます。
おやつタイプ
🍖モキシハートチュアブル
🍖カルドメックチュアブル
🍖イベルメック
🍖ネクスガードスペクトラ
スポットタイプ
💉レボリューション
💉ブロードライン(猫)
💉アドボゲート
多くは1ヶ月効果が持続し、1ヶ月ごとに投与し続けることによりフィラリア症予防ができると期待されています。
最近はフィラリア症とノミダニの予防が一緒になったオールインワンタイプも人気です!
おやつタイプとスポットタイプ、どっちがいいの?🤔
私は飼い主様に
「なんでもすんなり食べれる子はおやつタイプが楽ですよ」
「警戒して食べない子はスポットタイプが確実に投与できます」
「良くシャンプーする子や、多頭飼育でグルーミングし合う場合はおやつタイプがいいと思います」
「コリー種はイベルメクチンというお薬が使えないので、それ以外の予防薬にする必要があります」
👆このようにお伝えし、あとは費用などを考慮し、最も続けていただけるものをご提案しています。
重要なことは予防期間忘れずずっと予防薬を投与し続けることです!
一回だけ、間隔が空く、は予防の効果がなく、全く投与していないこととほぼ同じになってしまいます⚠️
忘れず予防しましょう!
予防することで防げる病気はたくさんあります!
お困りのことや、聞きたいことがありましたら気軽にご相談くださいね♪
獣医師⭐︎ホシ