ゼロ円マイホーム、私の間取り大公開!

記事
マネー・副業

「防音」対策は間取りから!


ゼロ円マイホーム(賃貸併用住宅)の話をすると多くの方が魅力的に感じて頂けるのですが、一方でどうしても気にされる点があります。

それは、「音の問題」です。

賃貸併用住宅なので、賃貸人が壁を隔てて住むことになります。

木造3階建てで建てました。

実は私の妻も音の問題を相当気にしていました。

妻は生活環境を気にしていたのですが、私も長期的に入居者さんに快適にすんでいただけないと肝心の家賃収入が入ってこなくなるので相当気になりました。

もともとRC(コンクリート造)のマンションに住んでいたので、音の問題は比較的少なかったのですが、賃貸併用住宅を木造で作ると考えた場合どうしても音の問題はクリアする必要がありました。

結論から言うと、木造住宅でも工夫次第で音の問題は極限まで減らすことができます

うちは、子供2人が走り回るので、うちが騒音源となり賃貸の方に迷惑をかけるのだけは避ける必要がありました。

そこで、賃貸併用住宅を作った方を建築会社の方から紹介してもらいおうちに訪問させていただいてお話を聞いたり、実際に音の問題がどの程度あるのか聞いたりしました。

不動産投資仲間でちょうど2階建て8戸の木造アパートを新築した友人に、入居前の全室空室の状態の時に見学させてもらって、1階と2階に妻と私がそれぞれ居て、1階で音を鳴らした場合の2階居室での音の伝わり方や響き方など、その逆も試しました。

そこでわかったことは、普通に歩く分には全く音は気になりませんが、走ったり子供がドタバタするとはやりどうしても音は聞こえてしまいます。

またその時にスリッパやマットも試しましたが、相当効果があることが分かりました!

実際には住んでいる方も耳を澄まして聞いているわけではないと思いますので、それほど気にする必要はないのかもしれませんが防音対策として出来る工夫は全部やりたいと思いました。

そこで実施したのが、以下の3点です。
1.間取りの工夫
2.遮音材(防音材)の設置
3.マットの設置・柔らかいスリッパの着用


1.間取りの工夫

最初に間取りを紹介しますね。
スクリーンショット 2023-11-03 054919.jpg

少し説明すると、、、

1階は二つの賃貸(赤色の部分です)。右側の空白部分は駐車場になっています。

2階はもう一つの賃貸(赤色部分)と、自宅(水色部分)の水回り(トイレ・お風呂・洗面所・キッチン)とリビング、ベランダとなっています。

3階は自宅(水色部分)の夫婦の寝室、私の書斎、子供部屋2つ、となっています。

間取りの工夫ですが、滞在時間・音の大きさ・生活環境を考慮して間取りを考えるのがポイントです。

基本的には音は左右よりも上下で一番影響を受けますので、上の階と下の階の図面は重ねてみて、問題が起こり得ないかを想像してみます。

例えば、トイレなどは長時間滞在はしないものの、大きな音が発生しますよね。

もし上の階のトイレの位置が真下の階の寝室やリビングの位置と重なっていたら、下の階の住人は上の階の住民がトイレに行く度にうるさいと感じるかもしれません。

そこで私は2階の自宅トイレの真下に賃貸部分のお風呂や収納がくるような間取りにしました。
↓の図の緑の部分が自宅2階トイレの位置です。
スクリーンショット 2023-11-03 064111.png

1階部分には同じ位置を投影しています。1階のお風呂・トイレ・寝室の収納部分に重なるのが分かると思います。

実際には生活上使い勝手の良い導線(動きの経路)となるような間取りにすることは防音面よりも重要なので、できるだけ間取りによって音のトラブルが発生しにくい状況を作り上げる、という感じで大丈夫だと思います。

生活上の導線は非常に大事なので、導線は最優先させるのですが滞在時間の短いお風呂や洗面所、廊下などはそれほど気にしなくてもよいです。

次に、キッチン部分です。

やはり料理をする時は長い時間、キッチンに立つことになりますよね。
キッチンでは、範囲は狭いのですが冷蔵庫・シンク・コンロ・食器置き場など結構な動きがあります。

下の図の青で囲った部分は2階の自宅キッチン部分を1階部分にも投影しています。
スクリーンショット 2023-11-03 065910.png

結構バタバタするキッチンエリアの真下が1階の賃貸部分のリビング部分にあたります。

これは生活上の導線を優先した結果です。

水回りと水回りを重ね合わせることが理想ではありますが、限界がありますよね。

それを優先するあまり生活しやすい導線が損なわれるようでは本末転倒ですから。

とは言っても音の問題は気になる!!

そんな時は遮音材(防音材)の設置です。



2.遮音材(防音材)の設置

私は建築会社と相談して、こちらの遮音材を紹介してもらいました。

これを1階と2階の間、つまり2階の床面全面に設置してもらいました!

この遮音材(シャオンQ)の性能の部分を紹介しますね。
スクリーンショット 2023-11-03 060610.jpg
スクリーンショット 2023-11-03 060732.png
スクリーンショット 2023-11-03 060758.png
スクリーンショット 2023-11-03 060908.png
スクリーンショット 2023-11-03 060952.png

遮音の性能は等級で分けられていて、遮音材を敷いた時と敷かない時でどの程度音が軽減されるか、という点で評価されるようです。

実際に木造における遮音効果はこちらです↓
スクリーンショット 2023-11-03 071939.png

これを見るとL値(上下階の遮音)は級外→2級にまで改善、D値(隣接間の遮音)は2級→特級にまで改善しています。

世の中いろんな遮音材が出回っていると思いますが、性能はそれぞれあると思いますが、完全に音をシャットアウトできるものではないです。

完全シャットアウトはできませんが、導線を優先して間取りがうまく配置できなかったのでとりあえず遮音材を設置しました!!

金額は、、、、、
2階の全面(73.22平米)に敷き詰めて、単価3,500円、総額256,270円です。

高いのか安いのかいまいちよく分かりませんが、これで将来の30~40年間にわたって音の問題が軽減できるのであれば安いもんです!(と考えることにしました。笑)。



3.マットの設置・柔らかいスリッパの着用

最後は、マットの設置や、柔らかいスリッパの着用です。

実際に、友人宅で1階と2階に妻と私で分かれて歩き回ったり走ったり、飛んだり跳ねたりして一番音の問題に効果があったのはこれでした!

滞在時間が長く、バタバタするのはキッチン(水回り)なんかには最適な対策だと思います。キッチンは衛生面や安全面も考慮して滑りにくい柔らかいマットを敷くのがよいと思います。

スリッパは「掃除ができて一石二鳥!」みたいなのもありますね。
スクリーンショット 2023-11-03 074029.png

汚れたら後で外して洗濯できるみたいです!

これだけやれば十分ですね。

実際に、うちではキッチンマットもやりました!

スリッパについては、私と妻は履いていましたが子供に履かせるのは至難の業でした(笑)

まぁ、実際には遮音材が入っているし、いいか!って感じですね。

それから子供達の部屋は3階なので、走り回って遊ぶなら自分の部屋で!って感じで対応してました。



まとめ

賃貸併用住宅を作ろうっって思っても、不安なことだらけで、なかなか重い腰があげられない時があると思います。

そんな時に本記事を参考にしてもらえると嬉しいです。

私の妻も、音の問題があるから最初は賃貸併用住宅はいやだっ!って言っていたのですが、生涯で数千万円の経済的なメリットを再認識したり、音の問題に対して友人宅で調査させてもらったりすることで、乗り越えてきました。

それから最も大事な部分だと思いますが、実際に今まで音の問題で賃貸の入居者さんが退去されたり、クレームを言われたりすることはありませんでした。

実際に、新築してから1階と2階で音チェックを行いましたが、ほぼ気にならないレベルというか、かなり注意していないと普通の生活で歩く程度は聞こえないレベルでした。

電話で1階と2階で別々に居て、妻と電話でやり取りして「今歩いている?」と確認したほどです。それくらい音の問題は軽減できたと思います。

今では、満室で住宅ローンはゼロ円(というか2万円ほどプラス)だし、ちょうどいまは転勤なので自宅部分も貸しているので年間200万円くらいお金が貯まっていきます。

つくづく賃貸併用住宅をつくってよかったと思います。

私の経験を、これから賃貸併用住宅を作りたい方の役に立てたいと思っています。

同じ苦労を乗り越えた先輩として、オーナーのあなた目線になってアドバイスさせてもらいますね。

ご興味ある方はココナラで相談を受け付けていますので是非お試しください。

応援しています。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す