「お節介」と「気配り」の違い

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コラム
ご相談の多くは「人間関係」についてなのですが、
片想い、付き合っているのかどうかわからない関係、仕事の同僚、ご近所や知り合い、友達に至るまで、人間関係を良くするための共通のポイントとして挙げられるのが、
「おせっかいと気配りの違いが、客観的に理解できているかどうか」
になります。

理解するためには、最低限のコミュニケーションは必要になってくるのですが、自分が良いと思っているものが、相手も同じように思うとは限らないことが大前提になります。

相手が求めているものなのかどうなのか...
このように相手を思う気持ちが先にあると、
多少求めているものとズレがあったとしても、
相手はあなたがそうしてくれたことに喜んでくれたり、気持ちを汲んで、笑顔で受け取ってくれたりするものです。

それが何故、ウザいと思われたり、
相手の心に不快に響くことになるのか...

これは恋愛関係に多いのですが、
このような事例がありました。

”いつも私からばかりメールをしている”
と、彼への不満を抱えている女性がいて、
そのことについて彼の気持ちを視てみますと...

”また、何のアピール?!自分のことばっか!ウザッ”
だったのです。

彼に送ったメールの内容を聞くと、
自分が旅行先で楽しんでる様子や風景、
自分が作ったものを写メで送っていた...と。

彼にとっては、何も面白くなく、
みて!みて!素敵でしょ?!と、
一方的な彼女からの共感の強要が苦しくなっていたのですね。
優しい彼は、彼女が欲しい言葉がわかるので、
最初は返信していたのですが、限界がきて音信不通になってしまいました。。。

日頃からコミュニケーションが取れていたり、身内でしたら、もしかしたら共感を得られていたかもしれませんが...(それでも、もしかしたら...です)
送るたびに、彼の気持ちが離れていく行為であることは、ちょっと立ち止まってみると、想像がつくかと思います。

この事例は、お節介とはちょっと違う内容ではありますが、
彼にではなく、他の人間関係に向けられると、
自分が良いと思うものは相手にも良いはず!が動機になり、
例えば、良いと思う食品、化粧品、動画のURLを一方的に送りつけたり...
関係性が変わると、お節介につながっていきます。

自分は相手に与えてばかり...
と報われないような気持ちが続いている場合、

どんな気持ちでその行為を相手に与えているのか
今、相手はそれを与えてほしいと思っているのか

立ち止まってみるサインかもしれません。







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