自己肯定感を高めるには?低い人の特徴と原因、高める習慣とは?

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「失敗やミスを怖がる」「積極性がない」部下に悩んでいませんか。
そこには、自己肯定感が関係しています。部下の自己肯定感を高める事で
自信がなくてもチャレンジする姿勢を促せるでしょう。
今回は、自己肯定感が低い人の特徴や原因を解説し
自己肯定感を高める習慣について紹介します。

1、自己肯定感を高めるには?

自己肯定感を高めるためには、まず自分自身を理解し
どのような場面や環境で否定的な
自己評価が生じているのかを知る事が重要です。
また、自分の良いところや成功した
経験を具体的に言語化して認識する事、自分自身を承認する事も有効です。
自己肯定感が高い人は、「自分の今の状態を肯定的に捉える感覚が高い」
ので、自信がない状態でもそれを否定しません。
「自信がない状態」を肯定しつつも
「やってみよう」という行動をとりやすいのです。
その為、自己肯定感が高いと自分の能力や働き方に対して
無駄な自己否定に陥らず、仕事の成果に集中出来る様になります。
心理的な安定感が高まる事で、状況への適応力も上がります。
また、自身の長所や短所を的確に把握出来るので、自分だけでなく
他者や環境を上手に活かす事が出来てよい成果に繋げられるでしょう。



1-1そもそも自己肯定感とは 自己効力感との違い

「自己肯定感が高い人は自信がある人だ」と思っていませんか? 
実は、少し解釈が違います。
自己肯定感とは、自分あるいは他者から見たときの自分自身を
肯定的に受け止める自己評価の事です。自己肯定感が高い人は
自分に対して肯定的なイメージを持っている為
ストレスや困難にも上手く対処できる傾向があります。
一般的に、自己肯定感が高い人は
起きた事を成功体験として捉える傾向が強く
低い人はネガティブな面や失敗に注目し
ダメだという決めつけをする傾向があります。
似たような言葉に「自己効力感」があります。
自己肯定感と同じく自己評価の概念ですが、意味は異なります。
自己効力感とは
心理学者のアルバート・バンデューラ氏が提唱した
社会的認知理論の中核概念の事です。
「ある状況を変化させる事が出来る」「自分は何でも出来る」の様に
自分の能力や可能性を肯定的に認識している状態の事を言います。
また、「達成出来るという確信の程度」とも定義されています。
自己効力感は、新しいものごとに取り組む際の考え方、感じ方、動機付け
行動に影響を与えると考えられています。
例えば、新しい仕事の担当になった時
自己効力感があり、自己肯定感が高い人は
「チャレンジしてみよう」と思いますし
仮に失敗をしても失敗を受け止めてチャレンジを続けます。



2、自己肯定感が低い人の特徴と原因

続いて、自己肯定感が低い人に現れやすい特徴とその原因を見ていきます。
自己肯定感が低い人(自己評価を低くしてしまう人)
は、自分についての肯定的な情報が少ない傾向にあります。
自分を否定的に捉える場面が多くなると
ネガティブな感情や抑鬱が強くなり体調にまで影響が及ぶ事もあります。
上司として理解をしておきたいのは
誰にでも自己肯定感が低いときがある、という事です。
「この部下は自己肯定感が低いタイプだ」と決めつけず
今、困っている事があるのかな?」というサインとして活用して下さい。



2-1自己肯定感が低い人の特徴4つ



①否定的な言動がみられる

「失敗したくない」「嫌われたくない」
「変な奴・バカな奴と思われたくない」といった防衛的な思考から
自ら積極的な言動を取らない傾向があります。
また否定的な発言が多く見られるのも特徴的です。
自分自身を批判したり非難する考えに偏ったりして
自分自身の弱点や欠点にばかり着目していきます。
物事を否定的に捉える一面もあります。



②自信のない態度が目立つ

他者にリクエストしたり
自分の考えや意見を主張したりする事に苦手意識を持っています。
難しく感じることを避ける傾向があります。
また「ごめんなさい」と直ぐに謝る事がよく見られます。
うつむきがちで目を合わせない、声が小さい
言い切らないなどのコミュニケーション傾向があります。



③ネガティブな感情が強い

自己肯定感は気持ちにも影響を与えます。
不安や恥ずかしさ、恐れなどのネガティブな感情を感じることが多い、
または気持ちが不安定な時などは
自己肯定感が低くなっている可能性が高いでしょう。



④体調が不安定である

ネガティブな感情は、不快な感覚として体にも現れます。
無気力の他、疲れやストレスを感じやすくなります。
過緊張から睡眠に影響を与える場合もあります。
この様な特徴が見られる人は
新しい事や当人が難しいと感じる事には
チャレンジする事が出来ず、進歩や成長が阻害されます。



3、自己肯定感が低い原因とは

では、なぜ自己肯定感が低くなるのでしょうか。
自己肯定感には、2つの視点があります。
自分について評価をしようとする「認識」の視点と
他者や周囲から自分がどの様に見られているかを理解し
判断しようとする「解釈」の視点です。
どちらの視点も子どもから大人へ育つ過程での体験や環境が
影響すると考えられています。
その過程で感じた感情や体の感覚が視点にバイアスをかけます。
すると、バイアスから物事を捉える傾向が強くなり
ネガティブで偏った捉え方が定着し、自己肯定感が低くなるのです。
次の様な経験があると、否定的なバイアスがかかりやすくなります。



①常習的に不適切な扱いを受ける

常習的に不適切な扱いを受けると
人の脳はその現状を納得させる為の歪んだ解釈を作り出します。
本当は非は無いのに
「自分に非があり、不当な扱いを受けるのが当然である」
という間違った思い込みをしてしまうのです。


②影響力の大きな人からの不適切なジャッジ

例えば、新卒で入社したばかりでスキルが浅い頃なのに、
パワハラ傾向のある上司や先輩に理不尽に怒られる、などのケースです。
何をやっても上手く出来ていないと思い込まされたり
失敗や欠点ばかりを取り上げられ、他者と比較されたりすると
自分には出来ないという間違った評価が生まれます。


③偏見に満ちた扱いを受ける

個人単位だけでなく
家族やグループが属している社会から不当な扱いを受ける事でも
無意味な劣等感が生まれます。


④やりたいと思ったことに素直に行動しなかった

チャレンジとなる小さな行動への抑制は、積み重なると
「やらなかった」ことの正当性を高める心理作用が働きます。
無自覚に、「自分はダメなんだ」という自身を貶める
思い込みが強くなっていきます。
自己肯定感が低い人の口ぐせは、自分を否定する様な言葉です。
そして、着眼点も否定的であることが特徴です。
自分の上手くいった体験に対しても
「たまたまだよ」「ラッキーだった」など無意識に自分を咎めています。


いかがでしたでしょうか?
自己肯定感を上げるのは中々難しいですが
下げないように努力する事はとても大事なので
少しでも参考になると幸いです。

自己肯定感を保ち幸せな毎日を過しましょう。
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