もし私のまま、違う人生を生きていたら・・・
私は今頃何を考え、どんな生活をしていたんだろう?
もし母親が心身ともに元気だったら?
もし父親が違う人だったら?
もし私に兄弟がいたら?
もし裕福な家で育ったら?
もし今両親が生きていたら?
もし別のパートナーと出会っていたら?
もし生まれてきた子がこの子じゃなかったら?
もし、目の前にいるこの人の人生を私が生きていたとしたら?
想像力は、カウンセラーにとって大切な力だと私は思っています。
相手の話を共感的に聴く上であった方がいい力です。
カウンセラーは共感力が高い方が多いですが、もちろん共感できない事もあるでしょう。
私は人の話を聞く時、自分もその人になったつもりで想像してみたりします。
想像したところでカウンセラーもひとりの人間なので、
「その状況でも私だったらそんな風に感じないかもしれないな…」
と思う事もあります。
違う人間だから、受け取り方、感覚、湧いてくる感情が違うのは当然なんですよね😌
自分にはよくわからないと思ったら、無理のない範囲で丁寧に聞きいていきます。
そうやって、クライアントさんと感覚や感情を少しずつ共有していく。
クライアントさんも自分の捉え方のくせや思考のくせに気が付くきっかけになったり、誰かに自分の事を伝える練習になっていきます。
さて、想像力に話を戻すと…
私は子供の頃から想像するのが大好きでした。
最終回を迎えたドラマの続きを想像してみたり、
テレビで見たあの人はどんな人なんだろう?
あの素敵な場所はどんなところなんだろう?
もっと○○についてたくさん、深く、知りたい!
と、画面の中の世界に思いを馳せてみたり…
とにかく勝手にいろいろな想像をしていました(笑)
もちろん友達と遊ぶのも楽しかったですが、ひとりでこんなことを考えている時間も好きでした✨
その「もっと知りたい!」は大人になってからも健在。
特に「人」に対しては興味津々で、
この人はどんな人なんだろう?
何が好きで何が嫌いなんだろう?
どんな考え方をする人なんだろう?
もっと深く知りたいという思いから次から次へと疑問が浮かんできます。
でも、こういう人間が普通に近くにいたら…
うざくないですか?😂
多くの方は人とそこまで深く関わる事を望んでいなかったりする。
そんなにぐいぐい来ないでよ…
そんなに深いとこまでこないで!
そう思う人がいるのも当然。むしろそう思う方の方が多そうですよね。
私は大人になるにつれて、自分の「もっと知りたい!」という好奇心を抑え込むようになっていきました。
でも、そういう自分を活かして生きていく事は本当にできないのかな?
考えた結果、
カウンセラーだったらそれが叶うかも!と思ったんです。
自分の人生経験も活かせそうだし。
自分の話を興味深く聞いてほしい。
自分の事がよくわからないから、客観的に見てほしい。
もっと深堀してほしい。
そういう方には、自分が何かお役に立てる気がすると思ったんです。
また私は、人や物事をいろんな側面から見るのが得意だと思っています。
多角的に捉えて考える事が得意な方は、HSPさんには多いのではないでしょうか😊
冒頭の「もし○○だったら…?」は、私が実際に考えていた自分の人生の疑問です。
一見、ネガティブな感じの事柄も違う角度から見たら、良かったと思えることが見つかります。
『もし母親が心身ともに元気だったら?』
・母にもっと甘えたり頼ったりできたかもしれない
・もっと楽しい話もたくさんできたかもしれない
・「どうしてこの人はこんなに自分の事ばかり責めているんだろう?」と余計な事を考えずに済んだかもしれない
でも、あの母だから良かったことがある。
↓
・母が心の病気だったから、人の心に興味を持った
・(もちろん私だけではないと思いますが)子供なりに親に気を使ったり、心配していた
・自分を潰しやすい一方で、優しくてまじめ、責任感の強い母の性格を受け継ぐことができた
『もし父親が違う人だったら?』
・協力して、母をもっとしっかり支えられたかもしれない
・安定した生活ができたかもしれない
・自分にとってもっと頼れる存在だったかもしれない
でも、あの父だったから良かったことがある。
↓
・楽しんで生きる事は悪い事ではないと思えた
・楽しみや幸せは自分でつくれる事を知った
・一見危なっかしく見えるけど、感覚的にバランスを取る生き方を見せてもらった
『もし私に兄弟がいたら?』
・たくさん遊んで、ケンカもしたかもしれない
・親の事を兄弟で相談できたかもしれない
・つらい時に支え合えたかもしれない
・今でも相談し合ったり、協力しあったり、一緒に出掛けたりできたかもしれない
↓
でも一人っ子だったから
・一人遊びが上手になった
・孤独に強くなった
・自分で考えて判断する力が付いた
『もし裕福な家で育ったら?』
・欲しいもの何でも買ってもらえたかもしれない
・食べたいもの何でも食べれたかもしれない
・旅行もたくさん行けたかもしれない
↓
裕福ではなかったから
・我慢する事を覚えた
・小さな幸せを見つけられるようになった
・身の丈に合った贅沢で満足できるようになった
『もし今両親が生きていたら?』
・大事な事を相談して決められていたかもしれない
・子育てなど手伝ってもらっていたかもしれない
・私が大人になった今だからできる話があったかもしれない
・先の事をゆっくり話し合えたかもしれない
↓
両親を亡くしたから
・親を看取るというつらい経験を人生の序盤で経験した
・今、自分の親の事は考えずに、自分たちの生活や子育てに専念できている
・生死や人生について深く考えるようになった
・カウンセラーを目指すきっかけになった
・家族以外に頼る事を覚えた
『もし別のパートナーと出会っていたら?』
・こんなに傷つかずに済んだかもしれない
・こんなに大変な思いをしなくて済んだかもしれない
・今より幸せだったかもしれない
↓
今のパートナーだから
・つらい時支えてもらえた
・いろいろ助けてもらえた
・自分が強くなれた
・自分の成長に繋がった
『もし生まれてきた子がこの子じゃなかったら?』
・こんなに悩まなかったかもしれない
・もっと理解し合えたかもしれない
↓
この子だったから
・無条件にかわいい💕
・違いを認め合う事の大切さなど、たくさんの事に気づかされた
・カウンセラーを目指すきっかけになった
・自分の方が救われた
※どの事柄も、ここでは書ききれないくらいいろいろな思いがあります。
「自分の人生いったい何なんだ⁉」
自分の人生に違和感を感じ始めた頃、私は運命的にHSPの概念について知りました。
HSPについて心理学について学び、癒され、たくさんの事を考えて、
今、心から「この人生で良かった✨」と思えるようになりました。
これから先どんなことが起きるのか?
あとどのくらい生きられるのかはわかりませんが、
振り返った時に、その都度「これで良かったんだ」と思えるよう私らしく人生を歩んで行きたいです。
自分も「この人生で良かった!」と思いたいと感じた方、私に何かお手伝いが出来たらとても嬉しいです😌🍀
今日も読んで頂きありがとうございました☆彡