ご覧頂きありがとうございます。
精神科ナースマン ヤムチャと申します。
今回は「ストレスをコントロールする」について
お伝えしていきたいと思います。
最後までお読み頂くと、
①今抱えているストレスが少し楽になる
②ストレスとの向き合い方が分かる
③今後の長い人生をストレスに振り回されにくくなる
・・・かもしれません笑
①ストレスの傾向
②ストレスとの向き合い方
③具体的な考え方
④結論
の順でお話していきます。
〈ストレスの傾向〉
この記事を読んでいるあなたも、日々何かしらのストレスを抱えてらっしゃると思います。
仕事のこと、人間関係、お金の心配、健康のこと、家族など自分の大切な人のこと、漠然とした不安、原因不明の気分の落ち込み、イライラ、寂しさ。。。
そうした様々なストレスが、種類や大きさを変えながら、日々まとわりついてきますよね。
そんなストレスに対して、どう反応するか、人によって傾向があります。
ある人は、気づかないふりをする
ある人は、ただじっと我慢する
ある人は、浪費やお酒、過度な食事や睡眠などで
一時的に目を背けようとする
ある人は、悲しみやイライラといった感情に、ただ振り回される
ある人は、ストレス自体をやっつけようと、問題解決に奔走する
あなたはどうでしょうか?
何が良くて、何がダメ、正解はコレというものではありません。
受けやすいストレスの種類や、ストレスを受けた時の反応には
その人その人によって「クセ」のような傾向があるということです。
まずは、あなたのストレスのクセを振り返ってみて下さい
〈ストレスとの向き合い方〉
あなた自身の傾向が分かったら、次です。
ストレスと、より良く付き合うために、
どうしていくか考えていきましょう。
...気づきましたか?
ストレスを「無くすため」ではなく
ストレスと「付き合っていくため」の方法を考えるのです。
これがストレスコントールのコツです。
なぜ、ストレスを無くすことを目指さないのか。
誤解を恐れず申し上げますが、
それは無理だからです。
ストレスは無くなりません。
どんなに幸せそうな人でも、充実している人でも、
ストレスはあるのです。
「ストレスを無くしたい、無くなって欲しい!」
そう思えば思うほど
叶わぬ願いに押し潰されていってしまいます。
10 を 0(ゼロ)にするのではなく
まず 5 あたりを目指しましょう。
「たった半分だけ?! 全然減ってない!」
そう思ったあなた。
確かにそうですね。解決はしてません。
ここで少し、違うとらえ方の練習をしてみませんか?
「半分 “も“ 減った!あと半分しか残ってない!」
つらい状況から少し抜け出すことが出来れば、
問題解決に向けて動く余裕が出来てきます。
遊んだり、気晴らしをする心の余裕も生まれるでしょう。
〈具体的な考え方〉
「理屈は分かってきた、でもじゃあ具体的に何をすればいいの」
はい。では、ようやく、具体的な行動についてお話していきます。
ストレスを受けている時期や、大きさに分けて、考えていくのがコツです。
これが大事です。
レベル10 今まさにしんどい!
→ 積極的に動くとかえって状況が悪くなるケースが多いです。
嵐が過ぎるのを待ちましょう。
レベル 9 まだまだしんどい!
→ 休息しましょう。
レベル 8 なんとか動ける
→ 無理して動かず、軽めの気晴らしを。
好きな音楽、アロマ、コーヒー、動画など、
リラックスして出来るものがいいです。
レベル 7 少し余裕出てきた
→ 気のせいです。まだ余裕はありません。
ゆっくり過ごしましょう。
レベル 6 普通に生活できそう
→ 頑張れば普段通りに過ごせるかもしれませんが、
頑張ってはいけません。
ペースを落として生活してみて下さい。
気を使わなくていい相手と話したり、
軽めの散歩など気分転換におすすめです。
レベル 5 考える余裕が出てきた
→ 深く考え込んだり、振り返るのはまだやめておきましょう。
気分転換と休息を意識して下さい。
レベル 4 そこそこ元気
→ 普段からストレスを抱えて生活している人は、
ここがレベル0だと勘違いしがちです。
調子を崩していいた時の自分ではなく、
元気な時の自分をイメージして、
自分の心や体が喜ぶことをしていきましょう。
レベル 3 調子良い
→ ストレス原因を振り返ったり、対策を考えていくのもおすすめです。
なるべく今の調子を維持できるよう、
趣味などに積極的に取り組むと良いと思います。
レベル 2 絶好調
→ 挑戦していきましょう。
勉強したり、苦手を克服したり、
自分が今後ストレスをなるべく抱えないよう、
ストレスを受けても上手く解消できる方法を考えて、
試していってみて下さい。
レベル 1や0 多くの人には関係ないレベルなのでスルーします笑
自身のストレスの傾向が分かっていると、ストレスに気づきやすくなります。
ストレスに早く気づけば、それだけ早く対処ができます。
早く回復するために何をするのが効果的か
それは人によって違います。
身体を動かすのが好きな人、誰かと話すのが好きな人、ひとりの時間が好きな人、動物や芸術と触れ合うのが好きな人、自然が好きな人、
色んな人がいますよね。
あなた自身のストレスの傾向を知り、
各レベルごとに、あなたなら何をするのが効果的か、
事前に考えて用意しておくといいと思います。
それをカードやノート、スマホのメモなどに書いておくのがおすすめです。
〈結論〉
◯自分自身のストレスの傾向を把握しておく
◯ストレスを無くそうとせず、段階ごとに管理していく意識を持つ
◯ストレスの対処法を考えて、事前に書き出しておく
他人や環境を変えるのはとても難しいですが、
あなた自身の行動を変えるのは比較的かんたんです。
少しずつで良いので、練習のつもりで、ぜひ意識して生活してみて下さい。
今後の記事予定
・良いストレスと悪いストレス
・ストレス傾向(性格)別の対処方法
・効果的な休息方法
・気持ちに余裕を持ち、感情に振り回されないコツ
・考え方や視野を広くするコツ
・決めた事を行動に移せない人の対処方法
など、本記事では解説しきれなかったことが多くあるので、
ぼちぼち更新していこうかなと思っております。
が、ブログでは誰にでも当てはまりそうな大雑把な話しかできないので
「自分の場合は、具体的にどうしたら良いのか教えて欲しい。
自分のことはなかなか自分では分からない」
という方は、ぜひ私の電話相談サービスをご利用ください(宣伝です笑)
ではでは
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
あなたが日々豊かに、あなたらしく生活できますように。
精神科看護師ヤムチャ