外国人とのコミュニケーションは英語だけではダメ!

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英語はできるけど、なかなか海外の人と上手くコミュニケーションがとれない。
日本人にとっては、あるあるじゃないでしょうか。

その鍵はコミュニケーション方法の違いあります。

英語圏であるアメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリスなどは「ローテクスト文化(Low-context culture)」とされていて、言語によるコミュニケーションを重視します。

一方で、日本は「ハイコンテクスト文化(High-context culture)」とされていて、言語以外の状況(コンテクスト)などに重きを置きます。

日本育ちだと当たり前すぎてあまり気が付かないかもしれませんが、
実は私たち日本人は往々にして状況を使ってコミュニケーションをしています。

「空気を読む」、「状況を察する」という言葉から分かるとおり、
注意深く状況を読み取り、それをベースにして言動をするという暗黙のルールがあります。良し悪しは別として、それが出来ないと、「KY」、「気が利かない」、「鈍感」、「協調性がない」などと言われてしまうこともあるかと思います。
このような環境下では、言葉の使用においても周りに合わせ、自分の主張を抑え、あまりはっきり言わず、相手に察してもらうというコミュニケーション方式になりがちです。

そのため、上述の英語圏の国々の人々とコミュニケーションをとる際に、同じように空気を読んだり状況を察しようとすると、かえって「自分の意見がない」、「なんかよく分からない人」、「仲良くなりたくないのかも」と思われてしまう恐れがあります。

もちろん、「空気を読む」、「状況を察する」というのは日本人のいいところでもありますので、完全にローコンテクストに合わせる必要はありませんが、
自分の意図しないところで誤解されたり、相手の言動をハイコンテクストに当てはめて誤解してしまわないよう、知識として知っておくことが大事だと思います。

状況や相手にもよりますが、相手がローコンテクスト文化の人で日本の文化に慣れていない場合は、「はっきり言いすぎ」「主張が強い」、「気がつよい」と思われるくらいの言動がちょうどいいのかもしれませんね。












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