データベースに魅せられて

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IT・テクノロジー
前回のブログではマイクロソフトAccessとの出会いについてふれましたが、なぜデータベースに惹かれたのかを語りたいと思います。

私が就職したのは1978年、地方公務員としてでした。最初に配属されたのは、医療費助成を担当する部署でしたが、非効率的な手作業が多いことに驚いた記憶があります。
このとき始めて具体的に稼働しているコンピューターのことを知ります。いわゆる「メインフレーム」ってやつです。バッチ処理と呼ばれる月1回の処理方法で、業務データの入出力が行われていました。

紙の受給者台帳、医療機関名簿、振込リストなどを使って仕事をしながら、このとき、世の中の情報はほとんどデータベースで整理され、それが日々更新されていることを知ります。

現在ではIT化が進み、システムへの入力はオンライン化され、帳票類も随時出力できる進化を遂げていますが、その根本に変わりはありません。
ちなみに、役所も含め、事務作業の生産性が低い理由の一つは、大量の紙文書の存在があるからだと思っています。少しずつでも無くしていくことが、生産性向上につながるはずです。

情報におけるデータベースの存在意義、効果を知った私は、自分のデスクワークにもデータベースを使いたくなります。
それが実現したのは1980年代の末頃、MS-DOSパソコンがようやく職場に普及し、ロータス1-2-3を使い始めてからでした。何百件もあるデータはすべて自分で打ち込み、データの並べ替えやフィルタリング作業は、マクロで自動化して仕事に役立てました。
Excelなどの表計算ソフトでデータベースを作り、操作するのは今ではポピュラーとなっていますが、当時としては先進的なやり方でした。

こうしてデータベース化された情報を自分で操る快感を覚えた私は、データベース操作を専門とするソフトへと向かったわけです。
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