タロット鑑定師(占い師)の癒羽マリカです。
ココナラ占いの中でも人気のカテゴリ、それが「相手の気持ち」(恋愛)。
透視・霊視・ハイヤーセルフからのメッセージ・思念などなど、さまざまな出品がある中で、わたくしは「霊感・霊視一切使いません」と公言しております。
「え、じゃあなんで見知らぬ人の気持ちがわかるの?」というのは、至極真っ当な疑問だと思います。
なので、今回は図解を交えながら、癒羽マリカのお仕事のプロセスを紹介してまいります。
※ あくまで癒羽マリカのやり方なので、占い師皆様に該当するわけではございません。
本当に相手の気持ちが見えるの…?
明言します。見えません。
こういうと多方から刺されたりお仕事が減るかもしれませんが、あくまでわたくしは…ということなので、良いのです。
ではどのように占っているのか、ご相談をいただいたところから順序立てて説明します。
タロット鑑定の流れ
その① お悩みの内容を聞く
うわ、字ヘタだな〜〜!!と思っても、スルーしてくださいませ。
まずは鑑定(占い)のご依頼をいただきます。
そして、ご相談に来られるお方は、当然ながらお悩みを抱えていらっしゃいます。仮にこの方(ご依頼者様)をAさんとします。
「LINEしても既読スルーなんだけど」
「なんか、私だけに冷たいんだよね」
「言葉では好きって言ってくれるけど、本当はどうなのかな」
Aさんにお悩みの内容を話していただくと、うっすらBさんの影が見えてまいりました。
この時、わたくしは100%、Aさんに共感してるので、Bさんについて「なんて薄情な!」「AさんのLINEに返さないなんて贅沢者め!」と思っています。
(共感については前記事参照)
その② 悩みの深掘りをする
この時、大きく分けて3つのことをお話いただくように、Aさんには質問を設けております。
付随する内容はあっても、この3つは大きくは変わりません。
その3つとは、
・何に悩んでいるか
・今はどうなのか
・最終的にどうなりたいか
です。
何故これらを聞くかというと……
悩みとは、願望と現状のギャップによって生じるから です。
AさんはBさんに、毎日マメにLINEも返してほしいし、甘い言葉を言って安心させてほしいのです。
でも、Bさんはそうしてくれません。
「なんで?何考えてんの?」と悩まれたので、Aさんは占いに来られたのです。
さて、ここでタロットカードが登場します。
その④ タロットカードを展開する
お悩みに合わせた展開方法(スプレッド)で、タロットカードを開いていきます。
タロットは卜術と呼ばれる、偶発性に意味を見出すものなので、何が出るかわかりません。
なので、わたくしが100% Aさんの気持ちになりきって
「おいB、LINE寄越せよ!Aさんのこと好きなんだろ!」
と思っていても、望まない答えが返ってくることもあります。
タロットカードには、人間の心や生き方を非常に細かく捉えたシンボルが描かれています。
心理学がお好きな方は、ユングの唱える「元型」のようなものだと思ってください。
それらタロットの持つ意味と、Aさんの語ったことをつなげていくと……。
その⑤ タロットの声を聞く
こんなふうに、タロットが話しかけてきます。
実際に声が聞こえてくるわけではありません。
わたくしが生きてきた精々◯◯年の浅い経験よりも、先人の知恵が詰まったタロットの方が、余程色んなことを知っています。
つまり、わたくし個人の先入観、バイアスを超えて、違う切り口での意見を提示されるのです。
「Aさんのこと好きだけど、仕事で疲れてるんじゃないの」
「付き合って3年でしょ? きっとAさんに甘えてるんだよ」
「Bさん、テキスト打つの苦手なのかも。電話の方が好きなんじゃない?」
と、お悩みとカードを結びつけて解釈してまいります。
人によっては、この工程のことを霊視・インスピレーションといった言葉で表すのかもしれませんね。
実際、数百のお悩みを聞いていると、カードが出た時点でピンと来たり、ぬるっとした嫌な予感がしたりするものです。ゾワゾワやぐつぐつの時もございます。
ですが、わたくしは霊視等行わないと公言しているので、これを「タロットの知恵パワー」と名付けます。
その⑥ 潜在意識を解析する
潜在意識などというとアレですが、個人では思いつかなかった観点から物事を深掘りしていき、考え得る事柄を想定します。
ご相談者さまご自身が悩んでも考えきれないこと、考えないようにしていること、新たな視点からの切り口を持ってお悩みを分解し、結合し、答えを出します。
その⑦ お悩みの内容に合致する事柄を洗い出す
タロットの知恵パワーとわたくしの浅い経験から導き出されるのは、お悩みに関する事柄だけではございません。
時に、「Aさんはきっと聞きたくないだろう」「今のAさんは知らなくてもいいかな」「Aさんの今の悩みには関係ないな」ということが現れます。
それらを排除し、今のAさんに必要なメッセージのみを抽出します。
その⑧ 鑑定結果をご案内する
そうした工程を経て、わたくしの質素な語彙力を絞り尽し、鑑定結果をお届けします。
ここでAさんに納得してメッセージを受け入れていただけると、わたくしも嬉しいのですが、
「なんか違う……」と思われることもございます。
それはひとえに、わたくしの国語力不足です。
これを見てご相談に来られる方がいらっしゃって、わたくしの鑑定結果に「なんか違う」と思われましたら、そのようにお伝えください。
その足で作文講座に申し込んで、勉強してまいります。
「なるほどなぁ。よし、そうしてみるか」
と、ご相談前よりも明るい顔でお帰りになっていただける、そんな占いを提供できるよう、日々精進しております。
ご興味を抱かれた方、ご依頼はこちらからどうぞ。
「……ん? Bさんの気持ちはどこいった?」と思われた方、
御明察です。
冒頭で申し上げた通り、相手の気持ち、しかもAさんを通してしか知らないうっすらぼんやりとしたBさんの気持ちは、見えないのです。
ただし、
・AさんがBさんに抱いている気持ち
・AさんがBさんに抱いている願望
・AさんがBさんはこうだと思っている事実(推定)
から、Bさんの輪郭はある程度導き出せます。
これが多くの占い師の方が
「自分がどうなのか、主語を「私は」にして相談してください」
と仰る所以です。
実際、行動するのはAさんですし、占い師が言葉を届けられるのもAさんですからね。
長々とした文章をお読みいただき、誠にありがとうございました。
鑑定に興味が湧かれた方は、こちらからご依頼ください。
感想・ご意見・クレームもメッセージにてお待ちしておりますので、お気軽にお声がけくださいね。