こんにちは
心理カウンセラーのなぎです。
これは私の失敗例です。
だいぶ前のことになりますが、お一人で暮らしている高齢の方でクリニックの受診付き添いをしていた時のことです。
そのクリニックは、玄関でスリッパに履き替えて中に入らなければなりませんでした。
玄関には頑丈なつかまる棒があり、そこにつかまって履き替えるようにお願いしていましたが、毎回私につかまって履き替えしました。
人につかまって履き替えるのは、不安定で転ぶかもしれないと何度お伝えしても「そうねえ」と言って聞いては頂けませんでした。
クリニック内で、受診に来た人に話しかけられても無視する。
話をするのは、クリニックの先生とスタッフそして私だけです。
出来ることはして頂きたいのですが、全部私にお任せです。
その方の甘えが、だんだん私の重荷になってきました。
ある時、ひとつの提案をご家族にお伝えしました。(内容は介護のことです)
すると、凄い剣幕でクレームの電話がかかってきてご利用は終了しました。
今でも、ごく一般的なことをお伝えしたのに「なぜ?」という疑問があります。
人は精神的に疲れている時は、ちょっとしたことでも悪いようにとってしまうことがあります。
私自身も反省点はあります。
まず相手との精神的な距離を取ること、受け入れられることと受け入れられないことの線を引かなければなりませんでした。
これは、今でもなかなか出来ずに難しいことだと思っています。
周りに甘えが強い人がいる場合、自分を守るため相手に出来ることと出来ないことがあるということを伝えたほうがよいのかもしれません。