こんにちは
心理カウンセラーのなぎです。
今回はカウンセリング関係ではなく、私のもう一つの仕事の介護職で考えさせられたことをお話したいと思います。
私は、病院の付き添いやお話し相手などをしています。
病院に付き添いやお話し相手のとき利用者さんの情報を施設などで聞くのですが、その中に「この人は頑固です」「難しい方です」「こちらの話を聞いてくれません」など、マイナスイメージのレッテルを貼られている方がいらっしゃいます。
しかし、1対1でお話しするとマイナスイメージなどない普通の方が殆どです。
では、なぜレッテルを貼られてしまうのでしょうか。
理由の一つに職員とのコミュニケーション不足があると思います。
介護現場は、人手不足です。少ない人数でいろいろな作業をこなさなければなりません。
利用者さんとゆっくり話をする時間がないのです。
そのため、職員の言うことを聞いてくれない=「頑固」「難しい」「話を聞かない」となってしまうのです。
私も「難しい方」だなと思っていた利用者さんがいらっしゃいます。
お話し相手として入っていた方で、気分が良いと車椅子でお散歩に行ったりお話をされるのですが、殆ど眠ったふり(?)をしています。
前は、行っても無駄だと思っていました。
それは、こちらの都合で利用者さんが動いてくれないからです。
私も利用者さんにレッテルを貼っていたのです。
身体が思うように動かず、認知症を患っている利用者さんの唯一の自己主張が、眠ったふり(?)なのではないかと思うようになりました。
日常生活の中の人間関係でも、似たようなことがあると思います。
人はいろいろな面をもっています。
私自身、気を付けなければと思っています。