司書のつぶやき:司書求人について

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1月を過ぎると図書館司書はソワソワします。
年度末が近づくにつれ、司書の求人が増え始め、異動する人も増えるから。
一緒に仕事をしていた人が、「3月で辞めることになりました~」とか突然言ってくるのですよ。

図書館司書でなくとも、年度末は異動のシーズンなのですが、教育関係は特に年度末が重要なのです。
学校司書としての契約が年度末までだったり。
担当していた司書教諭の先生が定年を迎えて、来年度からどうやって図書館を運営していくかが問題になったり。

とはいっても、「図書館司書」という少ない枠の中で異動することが多いのです。
例えば…
A大学の司書がB大学の募集に応募して採用決定
A大学が求人を出し、C大学にいた人が応募
C大学が求人を出す…

といった具合です。
私は「年度末フルーツバスケット」と呼んでいます(笑)
そこに司書を辞める人、新しく応募してくる人が混ざるわけですね。

よく求人情報でずーっと同じ学校から求人が出ています。
求人情報を探している身からすると、
「何かめっちゃ仕事大変なんじゃ・・・?」とか、
「すっごく厳しい人がいるんじゃないか・・・?」とか
思っちゃいますよね?
そういったことが全く無いとは言いませんが、絶対にそうだとは限らないんですよ。

先程も書いたように、年度末までは人の異動がとても多いのです。
司書もですが一般の方の異動も多いので、家族の転勤で辞めざるを得なかったりする方もいます。
業務委託の場合、学校との契約更新の時期でもあります。
体制が変わって人が足りなくなったり、時間帯の変更のため既存スタッフでは回らなくなり改めて募集をすることもあります。
新規案件のため、経験豊富な司書をリーダーやスタッフとして異動させて、欠員が出ることもあります。

一方で新規で応募する図書館業務未経験者も増えます。
すると、図書館の仕事を始めてみたけれど家庭の事情でやはり続けるのは厳しくなった、自分が思っていたような仕事ではなかった…と、辞める人も5月ぐらいからちらほら出てきます。
そうするとまた求人を出さなければなりません。

1・2月頃に求人が出ていたのにまた5・6月に同じ所で求人を出すことになってしまいます。
見た目はずーっと同じ場所で求人が出ているように見えますよね?
あとは調べたタイミングで、たまたまずーっと求人が出ているように見えてしまうことも。

ですから、もしあなたの条件と合うところがあるなら、一度話を聞いてみることをお勧めします。
面接をしてもらって、話をよく聞いてからでも遅くはないと思います。

実のところ、司書業務というものは、仕事を始めて半年間ぐらいが一番しんどいと思うのです。
訳の分からないことや独自ルールなどもあります。
4月が仕事始めなら、いきなり利用者ガイダンスとか手伝わされたりします。
自分も図書館のことまだわかっていないのに~!ってなります。

応募を迷われている方。仕事の内容をこっそり聞いてみたい方。
また、初めて図書館の仕事をされる方。
図書館司書の世界をエンジョイしてもらいたい。
私は全力で応援させて頂きます!
まずはお気軽にメッセージください!
お待ちしています!


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