佐渡の縁で日本語教室サイトを作ったお話

旅好きで各地の田舎や温泉をめぐっては古びた旅館に泊まるのが大好きな私なんですが、そんな旅遍歴のなかでも思い出深い場所の１つが佐渡ヶ島(以下佐渡)。

佐渡には2018年の夏に初上陸。

「船に乗るような旅がしてみたい」という単純な欲求がきっかけでメインの旅先に決定したのがきっかけでした。

その旅の出発2日前、佐渡には一人で向かう予定でしたが、たまたま電話していた友人が私の夏休みの予定を聞くなり「若干夏休みかぶってるから俺も行く！」と言いだしたので、佐渡へと向かう船内で落ち合うという少しドラマチックな合流をはたしてワイワイしつつ佐渡に初上陸。

計３日間、それはそれは楽しい日々を過ごして、私にとって思い出深い土地なとなったのです。

その佐渡を拠点にオンライン日本語教室を開いている方(以下Aさん)からサイトリニューアルのご依頼があったのが昨年の10月ごろ。

Aさんが佐渡を拠点に日本語や日本文化を教える教室をひらいていると知ったときは、まさかこんな縁があるのかと不思議な気持ちになりつつも、思い出の地佐渡に関わる仕事ができるということで、「やったぜ！」と思いながら喜んで制作を進めていきました。

納期は余裕があったのでAさんの要望を注意深く聞きとりつつ、つど認識やビジョンをすり合わせながらの制作。

Aさんは日本文化に興味がある人はもちろん、日本への移住や旅行に興味がある人に向けて温かさや懐かしさが感じられるシンプルなデザインを望まれていたので、全体的に落ち着きがあって、佐渡の自然が感じられるサイトをデザインして納品しました。

また、懐かしさを演出するためにサイトに使うほぼ全ての画像にはレトロ加工をほどこし、薄いアイボリーやグレー混じりのシアンブルーなど、落ち着いた色調のカラーパレットを作成しました。

Aさんからはたくさんの素敵な写真を送っていただいて、初めての体験に瞳を輝かせている生徒さんや底まで見えそうな美しい海など、どれを使おうか迷っちゃうほど盛りだくさんのイイ写真たち。

そんな写真に惹かれて「佐渡ってやっぱいいとこだな〜」と感慨に浸りつつ、

佐渡の自然の美しさやAさんのレッスンの魅力が伝わって、より多くの人が佐渡や日本に興味を持ってもらえるように、、

そんなことを思いながら制作する工程はとても楽しいものでした。

Aさんは佐渡での自然体験ツアーもされていて、写真を見ているとこれまでに体験された生徒さんたちの楽しそうなこと。

私もまた佐渡に行って前回以上に佐渡を満喫したくなってしまうほど、

そんな素敵な写真を見ていたら俄然やる気も湧いてくるというものです。

と、そんなふうに楽しく制作して納品したサイトはAさんにとても喜んでもらえて、私としても「頑張った甲斐があった。。」と嬉しい限りのサイト制作となったのでした。

しかし佐渡というのは海あり山あり文化ありでとても良いところなのですが、もしあの時Aさんと知り合っていたらもっと色んな体験ができたんだろうな〜と思います。

やり取りのなかで佐渡のことについていろいろ教えてもらったのですが、佐渡では海鮮が美味しいのはもちろんのこと、なんと川では鮎もたくさん捕れるそうで、佐渡の伝統食である石焼きという料理で食べるととても美味しいらしいのです。

佐渡に旅行した時に渓流釣りはしたんですが鮎もいるとは当時思いもせず、それに加えて石焼きなる郷土料理があるなどとはつゆ知らず。

私は大の鮎好きなので、当時このことを知っていたら鮎漁から石焼きまで、確実に体験していたことでしょう(;_;)

まったく惜しいことをしましたが、今回良いご縁ができたので、次に佐渡に行くときにはAさんに頼んで自然体験ツアーに参加したいと思います。